こんにちは、ミーナです。お待たせしました!6月に掲載された記事『痛くない!「走れるヒール靴」と「大人のペタンコ靴」』が、たびたびOurAge人気記事ランキングに浮上する、高橋喜代美さんの登場です!
20代の頃、ノンノ編集部のファッション班にいたミーナ、旧姓しもいきよみさんとは、何度も撮影した思い出が。モデルとしては小柄なんですが、顔がすごく小さくて全身のバランスがよく、何よりも着こなしのセンス抜群で、どんな服でもおしゃれに着こなしてくれました。そんなきよみさんと再会したのは、エクラ編集部時代。20代の頃と変わらない、可愛さにびっくりしました。来年還暦!だなんて、「奇跡の50代」といわれて当然ですね。そんな彼女の、いつまでもフレッシュでいられる秘密を聞いてみました。
30年前の現役モデル時代と変わらぬ瑞々しさで、
コスメブランドの広告などで「奇跡の50代」として話題の高橋喜代美さん。
いつまでも「乾かない女性」でいるため、日々心がけているのはどんなことなのでしょうか?
高橋喜代美 Kiyomi Takahashi
profile
1955年生まれ。19歳でモデルデビュー。「non・no」のレギュラーなどで活躍後、30歳で引退。2010年、24年ぶりに「エクラ」に登場。奇跡の50代として話題に。
現在、サントリー「リフタージュ」のイメージキャラクターを務めている。夫はミュージシャンの高橋幸宏氏。
〝振り幅〞を持ち新しい自分を楽しむ!
ショートヘアに透き通るようなベビースキン。
カメラの前で微笑む姿は、30年前のモデル時代そのまま。
「私、最近、髪にストレートパーマをかけたんです。
それにジェルネイルも始めて、色で遊んでいます。
そんなふうに、自分らしさの中にも、
〝振り幅〞を持つように心がけています」と高橋喜代美さん。
少しだけ殻を破って、いつもと違う私に挑戦してみる…
それは乾かない女性でいるための大きなポイント。
「そして、いつでも〝自分の芯〞をしっかり持っていることが大事ですね」
そう語る高橋さんは、30歳でモデルを辞めてから、
2年間仕事をしない時期を過ごしました。
30代の未婚&無職の女性…。
「今、何しているの?」とよく聞かれたそう。
そのときに社会においての自分を見つめ直すいい機会になったといいます。
いうなれば、社会の中の自分の居場所。
とかく私たちは肩書に守られて生活をしがちですが、
OurAge世代になると、それを突然見失い、空虚感に陥ることも少なくありません。
高橋さんはその後、会社を立ち上げますが、結婚後は専業主婦に。
「どんな道でも、自らが選んで今がある。
自分はどうありたいのかをしっかりわかってさえいれば、
どのような環境下でも今の自分を素敵に生きられるのではないでしょうか」
高橋さんは、なんと来年で還暦!
そのいつまでも変わらないかわいらしさは、
自らが選んだ人生に誇りを持つ、強さとしなやかさがあってこそ、
にじみ出ているものなのかもしれません。
撮影/杉山雅史(C-LOVe) ヘア&メイク/藤原美智子(LA DONNA)
取材・原文/山村浩子