こんにちは、ミーナです。MyAge 2015 Winter Vol.4 本日発売!
表紙は、50代とは思えないピュアな魅力で輝いている、黒木瞳さんです。持って生まれた美しさだけではない、日々の積み重ねもまた、黒木さんの「素敵の素」。見習いたいなんて、簡単にいうのはおこがましいので、少しだけでも近づければと、新年に思うミーナです。
ますますピュアな美しさが増していく!
黒木 瞳さんの「素敵の素」は何?
名実ともに日本を代表する大女優でありながら、少女のように可憐な笑顔を見せる黒木瞳さん。〝瞳〞の名前そのままに、キラキラしたまなざしが、吸い込まれそうなほど魅力的です。
黒木さんをこんなにも素敵に輝かせているものはいったい何なのでしょうか?
その秘密に迫りました。
黒木 瞳 Hitomi Kuroki
白いサロペットで
初舞台のときのように初々しく
「この間、初舞台のときに着たサロペットが出てきて。懐かしくて、それを着て写真を撮りました(笑)。サロペットを着ると、初心に戻れるような気がします」
profile
1960年生まれ。1981年宝塚歌劇団に入団し、2年目から娘役トップとして活躍。’85年に退団し、翌年、映画『化身』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画『失楽園』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。ほかに、映画『東京タワー』『思い出のマーニー』(声優)、ドラマ「白い巨塔」「下流の宴」「おトメさん」、舞台『私のダーリン』、執筆など、幅広く活躍。2014年はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で、豊臣秀吉の正室、おね役を熱演。2015年1月から、連続ドラマ「〇〇妻」(日本テレビ系)に出演中
日々のエクササイズで
体幹を鍛えています
スカートをふわりと翻し、黒いトゥシューズを履いて、バレエのポーズを披露してくれた黒木さん。その凜とした姿に、周囲で見ていたスタッフの間から思わず感嘆のため息がもれました。
「バレエは宝塚音楽学校の授業で始めました。その後、2006年にドラマ『プリマダム』でクラシックバレエを踊ることになり、先生について本格的にレッスンをするようになりました。トゥシューズを履くと足の甲が伸びて、ふくらはぎも鍛えられるんですよね。踊る場がなくても続けているのは、踊ることが好きなんでしょうね。それが結果的に健康につながっているのだと思います」
トゥシューズのリボンを結ぶ仕草も素敵!
ストレッチポールを使ってこまめにエクササイズ
バレエと並行してタップダンスのレッスンも続けている黒木さん。引き締まったボディラインは、バレエやタップダンスの賜物なのでしょうか?
「バレエやタップダンスだけでは足りないですね。インナーマッスルを鍛えないと…。エクササイズの先生に体幹を鍛える方法を教えていただいて、ストレッチや腹筋を毎日やっています」
そんな黒木さんが、手軽にできるエクササイズとして利用しているのがストレッチポールです。
「肩甲骨が痛くなったときにいいです。ストレッチポールの上に寝て、肩甲骨でポールを挟みます。ポールを使って、体幹を鍛えるエクササイズもできるんです。やりたくない日もありますが、一日に一回はストレッチポールを使うようにしています」
毎朝、マグカップでたっぷり緑茶を飲みます
食べ物の好き嫌いがなく、何でも食べるという黒木さんですが、飲み物にはこだわりがあります。それは、毎日必ず緑茶を飲むこと。
「朝起きたら、娘のお弁当を作りながら急須で緑茶を入れます。そして、亡くなった両親と義父の写真の前にお茶をあげて手を合わせ、今日一日よろしくって言ったあとに、自分の分をマグカップにたっぷり入れます。お弁当を作り終わる頃には1杯飲んでいますので、体が温まるんですね。故郷の八女市はお茶が有名なので、子どもの頃からずっと八女茶を飲んでいます。ほかのお茶はあまり飲んだことがないので違いはわからないんですけれど、おいしいですよ。
子どもの頃、隣がお茶屋さんだったので、茶葉がなくなると、茶筒を持って買いに行ってましたね。今は同級生の中山君が送ってくれるお茶をいただいています(笑)。特に健康のことを考えて飲んでいるのではないのですが、朝一番で温かいものを体に入れるのがいいのかな、と思います」
空き時間に読書を楽しむのが至福のとき
女優、妻、母として、多忙な日々を送る黒木さんの憩いのひとときは、読書をしているとき。芸能界きっての読書家としても知られています。
「小説が好きなんです。特定の作家のファンというわけではなくて、作品重視です。新聞や雑誌の書評を参考にしたり、本屋さんに行って、手に取って読んでみて買います。読書で得るものは〝自由〞。自分になれると言うか…。読書って自分だけの特等席なんです。私だけのために物語が始まって進んでいく。活字は想像を豊かにしてくれます」
健康的な美を湛えた黒木さんは、マイエイジ世代の理想的な存在。
「美と健康は永遠の憧れ。自分の年齢と折り合いをつけながら、無理も大切、無駄も必要。できないことでも頑張り、どうでもいいことでも頑張れる自分でいたいってことかしら」
踊ることが好き。
トゥシューズを履くと、気持ちが引き締まります
バレエのレッスンが健康の秘訣です
「宝塚を退団後、もう一生トゥシューズは履けないと思っていたんですけれど、先生についてレッスンをし、ここまで踊れるようになりました」と黒木さん。「バレエのレッスンを続けることで、体が鍛えられているのがわかります」
黒木瞳さん ホームページ
撮影/浅井佳代子 ヘア&メイク/藤原美智子(LA DONNA)
スタイリスト/安野ともこ(コラソン) 取材・原文/安部由津紀