みなさま、いかがお過ごしですか?ギリコです。
今回は前から検証してみたかったミネラルファンデーションについて書きます。
美容誌にいたこともあるので、さまざまなファンデーションを試す機会がありましたが、ミネラルファンデはなんとなくスルーしていました。
テレビの通販ではさかんにいろいろなメーカーのものが売られているし、駅ビルのバラエティショップをのぞけばドンと大きな売り場があるので「いま人気なのかな」と感じたり、ミネラルという響きが肌によさそう~、なんて思っていました。
ところが!!!!
面白いというか不思議というか、ふと思い立ってまわりにヒアリングしてみると、ミネラルファンデってある意味毀誉褒貶が激しいのです。
「何がよいのかわからず、途中で使用をやめた派」と「絶賛派」のふたつに分かれているような。
●ミネラルファンデは使ってみたことがあるけど、結局途中でやめた派
やめた理由として
・粉っぽい
・すぐおちる
・薄づきすぎて、肌にのっているのかどうかよくわからなかった
をあげていました。
一方で
●愛好派
・こんな肌に軽くて負担のないファンデーションはない!
・疲れて帰宅したあと、うっかりメイクしたまま寝ても翌朝なんともなかった!
と力説。
結果、いいのか悪いのか、ヒアリングすればするほどなんだかモヤモヤしてきたギリコ。
もし「こんな肌に軽くて負担のないファンデーションはない!」というのが本当なら、それは願ったりです。
なぜかというと冒頭のプロフィールにも書きましたが、ギリコはふだんノーファンデーションなので、できるだけ軽いものを探しているのです。
そこで、、、、自分で試してみることにしました。
他のブログでも書きましたが、
気になったものはとにかく試してみる。試して合わなかったら即やめればいい
が信条なのです。
今回トライしてみたのは、ギリコがよく行く銀座のプランタンや新宿の伊勢丹にカウンターがあるので、ブランド名にはなじみがあったベアミネラル。
調べてみたら、コスメの検索サイトや女性誌のアワードもとっているようです。
今回はゲット スターテッド キット(本体価格9,500円)でトライ。
中身はブラシ2本とフェイスカラー、フェイスバウダー、専用の化粧下地。
もちろん肝心のファンデーションもついています↓。
まず専用の化粧下地を顔に伸ばしてみると、これが実に不思議なテクスチャー↓。
顔の表面がコーティングされたかのようにツルンとなるのです。
(かといって肌が重ったるくなったりはせず、使用感はナチュラルなのでご安心を)
ではいよいよファンデにトライです。
まずは中に入っていたパンフレットの使用方法を一読。
ふむふむ。
”タール系色素、オイル、ワックス、香料の使用はしていません”、とまずあります。
肝心の使用方法ですが……
①少量(耳かき一杯分くらいが目安だそう)のファンデをフタにとり…
②専用ブラシをクルクルとまわして、ブラシにファンデを含ませる
③トントンとフタのふちでブラシを叩いて、ブラシ表面の余分なファンデをおとしたら
④顔の外側から内側へとブラシをサッサと動かす
というようなことが書いてあります。
どうやらクルクル、トントン、サッサがポイントのようです。
が、、、、すでに①でつまづいてしまったギリコ。
耳かき一杯分ってそもそもどれくらいなのか??
実は家に耳かきがないのです。(いつも綿棒で済ませている)
実家にあった耳かきの遠い記憶をたどりつつ、説明書の写真を参考に、こんな量かなと思う量(かなり少量)をフタにとります。
フタのなかのファンデをブラシでクルクル→フタのふちでトントン→顔の上でブラシをサッサ
説明書どおりにやってみました。
が、顔にファンデがのっているのかどうかがわかりません。
ほとんどスッピン状態にしか見えず……。
「肌に軽いっていうのはこのこと? でもそもそもファンデがついてないような……」
「この状態は46歳の肌には、あまりにも薄づきすぎるのでは……カバー力がほしい……」
正直なところ、ここで感じるのは不満ばかりです。
その日はそこでやめて、翌日再度トライすることに。
★2度目の挑戦★
前回があまりにも”薄づき”だったので、今度は重ねづけをしてみることにしました。
フタのなかのファンデをブラシでクルクル→フタのふちでトントン→顔の上でブラシをサッサ
を2回やってみました。
が、、、、
まぶたのシワなど細かいところにファンデがたまってしまい、まさに「粉をふいたオバさんの肌」に。
肌表面(というか、顔のうぶ毛の上)にファンデの粉が浮きあがり、コスメというよりボディパウダーが顔についてしまったという感じです。
これ以上重ねづけするのは、恐ろしくてできない……。
挫折した人たちの気持ちがわかったギリコ。
でも一方では「使いこなせている人もいる」という事実が頭の隅から離れません。
使いこなせている人とそうでないギリコ……
その違いは一体何????
それがわからないため、やり場のないイラ立ちが自分に湧いてきます。
朝の出社前にこんな調子では精神的によくないので、しばし実験はお休みすることに。
約一ヶ月経過
(この間一度だけ再々チャンレンジ。でも結果は前回同様だった)
★4度目の挑戦★
ベアミネラルがプレス向けのセミナーを開催していると知り合いからきき、参加してみることに。
バンザ~イ!!
ここで初めて目の前の霧が晴れたッッ!!!!!!
まず
●フタにとるファンデの量は耳かき3~4杯分を
正解はこれくらいの量でした↓
前は少なすぎたのです。
耳かき1杯どころか3杯?4杯?ではないでしょうか。
↓こちらが実際の耳かき1杯分でした。
(しつこいギリコ、ついに耳かきを買ってきて実測です)
●”フタの中でファンデをクルクル”は、う~んと圧をかけてグリグリする方がよい
ブラシを叩いてファンデが落ちなくなっても、
しばらくの間はかなり強い圧をかけて、
ブラシでファンデをつぶすような勢いで
グリグリとこねるようにするのです。
わかりやすいよう、フタの外で再現してみますと……
↓これくらい圧をかける!!
この強さでグリグリやっているとファンデの粒子がつぶれ、ねばりがでてくる!!
↓これはダメな例。全然ブラシに圧がかかっていない。
なるほど~、これで粉っぽさが消えるのですね。
●何度も重ねづけをする
通常、ファンデの重ねづけなんてヨレる原因だし、お面メイクになるだけなのでしないのですが、このファンデはこのグリグリ工程で粘り気を出しておけば、何度も何度も重ねづけをしてもOKだというのです。
一度にドンと塗るのと違い、この重ねづけで自然な質感が生まれる、とのこと。
チャラリ~ン♪
本来の使用方法を教わったギリコ。
ついこの前までは腹ただしさすら感じてたこのファンデに、今やワクワク。
早く自分の手で挑戦したいよ~!
忘れないうちに自宅でさっそく再現です。
耳かき4杯分くらいのファンデをブラシでグリグリグリグリこね、顔の外側から内側へサッサとブラシでのせてみます。
!!!!!!!!!!
ええ~、ウソ~。
あっというまにファンデが均等に顔にのるではありませんか。
これは便利。
確かに便利です。
再度耳かき4杯くらいのファンデをフタにとり、グリグリ捏ねて、今度は恐る恐る重ねづけしてみます。
………鏡でチェック。
厚塗り感はないようです。
さぁ、もう1回!
さぁ、もう1回ッ!
さぁ、もう1回ッッ~!
てな調子で計4回重ねづけ。
ほほう~。
不思議。
やはり厚塗り感はありません。
しかも面白いことに、塗ってからしばらく置くと体温で(?)さらにファンデにしっとり感がでてきて、肌にピタッとなじむのです。
これかぁ、これだったのね……
あたしは、ついにつかんだ。
今、このファンデの本当のよさをつかんだんだ……
軽い感動、いや達成感すらおぼえたギリコ。
仕上がった肌を触ってみると、サラリとしています。
あんなに塗ったのに重ったるさはゼロ。
今度はブラシを変えて↓
ファンデを肌にのせるとコンシーラーにもなります。
このときもファンデをブラシですりつぶすようにしてから肌にのせるのがキモ。
理由はもうおわかりですね!
粘りを出して肌にフィットさせるためです。
朝メイクをして会社へ行き、夕方、肌の状態をチェックしてみました。
ヨレていないし、くずれていません。
それに、なんといえばいいか、、、、
夕方にもかかわらず、顔色がほかのファンデを使ったときに比べると、くすんでいないように見えます。
これって使いこなせれば(←ここがキモ)、
40代の肌の救世主コスメかも?
教えたがりでおっせいかいなギリコ、今度は誰か(できれば一度挫折した人)に、正しい使い方をレクチャーし、この感動を共有したくてたまらくなってきましたよ。
もし以前購入したけど今はしまいこんだままのコスメがあるという方、ぜひ再度挑戦してみてください♪
*ギリコの結論*
ミネラルファンデは正しい使い方を知らないと挫折しやすい難関コスメである。
が、しか~し!
一度その良さを体感すると手放せない特性がある。