OurAge
心と体のサプリBOOKS
OurAge世代に読んでほしい、心と体に元気をくれるサプリメントのような本。
心がしょげてしまったとき、だらけてしまったときに「心の持ちよう」を見つめ直し、前向きになれるとっておきの一冊を、MyAge/OurAgeでお馴染みの方々に紹介していただきました。
寺山イク子さん Ikuko Terayama
profile
1965年生まれ。BTYゼネラリスト、江戸川大学客員教授。
外資系化粧品会社でカリスマプレスとして活躍後、独立。
予防美学やライフスタイル、生活習慣など幅広いテーマで、
講演や執筆などを手がける
『1歳から100歳の夢』
日本ドリームプロジェクト 編/いろは出版
1,900円
一度きりの人生を
好きでいるための指南書
「あなたの夢は何ですか?」と3,000人以上の人に尋ね、書いてもらった夢の中から、1歳から100歳まで、100人の夢を掲載した一冊。本人の原文が尊重された文書からは、夢を通してその人の人生や人柄までが見え隠れし、夢が生きるための原動力になること、夢が人生の可能性を広げることを改めて実感させられます。
「初めて手にしたときは、ほんわかと温かなものに包まれ、また慰められた気がして、自分に今、必要なものだと思いました。特に84歳の方くらいからのページには重みがあるというか、人生や時間の重みや素晴らしさが伝わり、心に響きます。
いつも元気をもらえるように、デスクの側に立てかけてありますが、一人一人がまるで自分に語りかけてくれるようで、人生っていいなあ、人ってすばらしいなあと感じることしきり。ついつい頑張ってしまう女性や、一人でたくさんのことを抱えてしまう女性、もっと上手に甘えて、緩やかに生きたいと思ったときにぜひ手にしてほしい一冊です」
渡邉季穂さん Kiho Watanabe
profile
1965年生まれ。ネイリスト、uka代表。
サロン経営、アーティストとしてのサロンワークや媒体での創作、
セミナー講師として活動。
ナチュラル&シンプルなスタイルに定評があり、
各界著名人からの信頼も厚い
『50歳、おしゃれ元年。』
地曳いく子 著/集英社
1,300円
手にするたびに気持ちが整理される
日常生活のバイブル
数多くの女性誌で、30年以上スタイリストとして活躍してきた著者。誰よりも自在におしゃれを満喫してきたはずなのに、50代になり、ふと気がつくと似合う服がないことに愕然とします。年齢とともに変わっていく、体型や顔つき、時代…。今までのおしゃれルールが通用しないことを痛感したからこそ提案できる、50歳からの人生を素敵に楽しく生きるためのおしゃれ計画は必読です。ファッション迷路に迷い込んでいるOurAge世代の女性たちの救世主に。
「50歳を目前にして、おしゃれで悩むことから始まり、いろいろな意味で元気を失うことがあります。太ったり疲れていたりしておしゃれがピンとこないと、日々のテンションにも大きく影響。そんなときに、大人のおしゃれをズバリ伝えてくれるこの本を読むと、おしゃれをしてみたくなり、元気になります。心にずしずし刺さる言葉が心地よく、特に〝一生ものは、もう鍋だけでいい〞という言葉は印象に残っています」
後藤典子さん Noriko Goto
profile
1956年生まれ。一般社団法人食と健康推進協会理事長、ジャーナリスト。
政治・経済評論をテーマにした取材、執筆を主軸に行う。
また「農医連携ユニット」を設立し、活動中。
『「論語」人間、一生の心得』
渋沢栄一 著/三笠書房
*重版未定、現在Kindle版(800円)のみ販売中
相談役的存在。
リーダーシップを必要とされている人に
近代日本の産業発展、資本主義的経営の確立におおいに貢献した著者が、「論語」の哲学、生かし方をわかりやすく解説。人材教育、実行力、自らを律することについて実経済や企業経営など現実世界に適用し、人としての心得を伝授します。「論語」の入門書としてもおすすめ。
「10年間運営してきたNPO法人を解散した時期に手にした一冊です。長い間努力してきたことが、思い通りの結果を生まなかったことに落胆し、気持ちが腐っていた頃だったので〝人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず〞〝不自由を常と思えば不足なし。心に望み起こらば困窮したるときを思い出すべし〞という一節が心に響き、時代を問わず、人の生き方の基本は変わらないんだなと共感しました。
今でも、仕事でつまずいたり、迷ったときに手に取りますが、旧きを知ることの意義とともに、そこから見出す真価のありようが、自分の体験や思考の成長によって変化し、深まっていくことのおもしろさを感じます」
●掲載した価格は本体価格(税抜き)です。
構成・原文/蕨 康子