OurAge
心と体のサプリBOOKS
OurAge世代に読んでほしい、心と体に元気をくれるサプリメントのような本。
食の安全やメタボ対策、さまざまなダイエット法など、食にまつわる知識や情報が氾濫している今、健全な心身のために必要なのは、何を、どう食べるか、という正しい知識です。
そんなときにぜひおすすめの本を12冊セレクトしました。
今回は前回に続いて、栄養バランスや添加物などに関する本を6冊をご紹介します。
栄養バランス
まちがった情報の氾濫に警鐘を鳴らしてきた博士が
正しい食情報を公開
『なにをどれだけ食べたらよいか。』
柴田 博 著/ゴルフダイジェスト社
1,100円
長年、長寿者を調査研究してきた著者いわく
「元気で長生きする秘訣は、バランスよくしっかり食べること」。
それにもかかわらず私たちのカロリー摂取量は
終戦直後を下回ると警鐘を鳴らしています。
酒も肉もやめてはいけない、健康オタクこそ早死にするなど、
一見過激な主張は、長年の地道な研究の賜物。
健康情報に振り回されたくないなら、ぜひ。
食べ合わせダイエット
「こんなに食べていいの?」の声続出。
ストレスをためずに食べたいものを食べる食事術
『大盛りご飯を食べてもやせる技術』
伊達式食べ合わせダイエット
伊達友美 著/池田書店
880円
今まで5000人もの人たちを成功に導いた伊達式ダイエットは、
食べ合わせに主眼を置くことで、単なる減量ではなく
メリハリのあるボディときれいな素肌を目指します。
自らも20㎏のダイエットとニキビ肌を改善した経験の持ち主。
しかも、減らすのは小麦と乳製品のみなので、
食への関心が低い男性や外食が多い人でも、挫折しないで取り組めます。
1日1600kcalのバランス食
病院食のイメージを覆した今、
いちばん入院したいと評判の池田病院のレシピ
『糖尿病専門病院が教える
日本で一番おいしいレシピ』
医療法人社団正名会 池田病院 著/世界文化社
1,500円
1972年糖尿病専門の病院として開業した池田病院は、
当初から食事こそ糖尿病治療の根幹と、五感で味わう健康食を目指してきました。
1日1600kcalを目安に作られるメニューは、温かいものは温かく、
食器も陶器にこだわるなど、食べる喜びまで配慮されています。
ダイエット食としても優秀な110のレシピは、健康な人にもおおいに参考になるはず。
精進料理
野菜が主役のごちそうが評判。
人気の宿坊 一乗院の創作精進料理を家で味わう
『高野山 一乗院の
こころとからだをととのえる精進料理』
石和田聡信 著/ワニブックス
1,333円
一乗院の石和田聡信料理長が作る精進料理は、
本来の修行のひとつである精進料理とは一線を画しているものの、
旬の食材を余すところなくいただくという精神は貫かれています。
家庭でも作れるように、敬遠しがちな山菜なども下ごしらえから丁寧に解説。
季節ごとの野菜が色とりどりに美しく盛りつけられた写真を見ると、
一乗院に行きたくなります。
添加物
150品目の食品について
160種類の食品添加物を徹底チェック
『「食べてはいけない」
「食べてもいい」添加物』
渡辺雄二 著/大和書房
1,200円
健康への悪影響が疑われるものもある食品添加物ですが、
現在日本では800種類が認められ、
日本人は1年に7㎏以上も摂取しているというデータも。
パンやスナック菓子、調味料など、
身近な食品150品目にどんな添加物が入っているのか、
実際に流通している食品を写真入りで掲載。
身近な添加物の正体を知るための手がかりとして、役立つ一冊。
脱・薬依存
処方薬が病気の原因?
現役の医師が暴いた医療の実際と依存からの脱出法
『[断薬]のススメ』
薬の毒を卒業するたった一つの方法
内海 聡 著/KKベストセラーズ
1,380円
精神薬、ステロイド、抗がん剤、リウマチ薬などから市販薬にいたるまで、
西洋医学の薬は症状を抑えることしかできないと内海医師は断言します。
製薬会社と医師のもたれ合いも一因とはいえ、安易に医師に頼り、
言われるままに服用、結果的に薬依存に陥る患者にも活を入れる、
辛口なアドバイス。
禁断症状を乗り越えた体験談には、考えさせられます。
構成・原文/鈴木美穂