7月30日(土)、OurAge2周年記念のスペシャルセミナー「50代のおしゃれ Do&Don’t」が開催されました。
講師はOurAgeで「 大人おしゃれは日々精進!」を連載中のカリスマスタイリスト、地曳いく子さん。槇村さとる・地曳いく子著「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t」(集英社刊 本体1300円+税) の発売記念イベントでもあります。
応募者殺到で、編集部は嬉しい悲鳴♪ それと同時に、抽選で外れてしまった方たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
会場は、ミシュラン東京ガイドに7年連続で登場している庭のホテル東京。エントランスや中庭では一年を通して季節の草花が楽しめ、館内は和の様式とモダンなデザインが融合する上質な空間です。
セミナー会場の入り口に地曳さんと漫画家の槇村さとるさんがコンビを組んだ最新刊「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t」をディスプレイして、参加者の皆さんをお迎えしました。
何と、槇村さとるさんもスペシャルゲストとして登場です!
会場内は、拍手と歓声で一気にヒートアップ! スマホのシャッター音があちらこちらから聞こえ、イキナリの撮影会(?)からセミナーがスタートです。
さて、地曳さんと槇村さん、二人の共著が実現した経緯とは? 次のページでご紹介します。
お二人は、百貨店で行われた地曳さんのトークショーに槇村さんが参加していたことがきっかけで出会ったそう。
「とてもおしゃれなのに、ストールの巻き方がちょっと残念!という方が座ってらしたんです。そこで舞台に上がってもらって、ストールの巻き方をレクチャーさせていただいたんですけど、それが槇村先生だったの」と地曳さん。
その言葉を受け、「地曳さんは常に堂々としていらして、洋服を自分に従わせているのがスゴイ」と槇村さん。そんな出会いから共著が誕生したとは、開始直後から裏話が炸裂です。
「槇村先生にババアを描かせたら日本一(笑)。写真で紹介するとなると、モデルが若かったり、修正をかけちゃうこともあったりするけど、この本は槇村先生のイラストで紹介しているから、リアルでわかりやすい」。7月26日に発売となったばかりですが、既に重版も決定! まだお手に取っていない方は、ぜひチェックを。「目からウロコ」の話題が詰まっていますよ。
今回のセミナーでも、内容の一部をお披露目です。
たとえば、近頃はアシンメトリーなど、ちょっと変わったデザインの服が流行中ですよね。「体型カバーにも効くので、そんな流行をちょっと取り入れるだけでスタイルがよく見える」のだそう。
槇村さんがこの日に着ていたブラウスも、まさにそれ。「このイレギュラーのカッティングで腕が細く見えるんです」
「スカート丈は膝上何cmがイイとか、そんな余計なルールは捨てましょう。似合うものは人によって違いますから、自分は何を目指すのか、とにかくトライを」と地曳さん。「流行は、お蕎麦に入れるネギのようなもの。薬味なんです。自分がいいと思ったら、まずは試着。そのまま着て帰りたいと思えるような服だったら、正解です」
次に、流行の着こなしとして「IN・OUT問題」があるという話題に。トップスの前の裾だけををちょっと入れて後ろはたらす、あるいはその逆、また衿は後ろにひく、パンツは下げて腰骨で履くなど、昔だったらだらしないと言われていたような着こなしが、今どきに見せる外せないポイントと地曳さん。
「パンツを上げて履くとコマネチのようなシワが寄ってしまうから、途端におばさんぽくなっちゃうんです。おばさんに見えないためにはどうしたらいい?と聞かれることがあるんですけど、娘とお揃いとか、ヘンに若作りすると老けて見えます」。若作りではなくて、トレンドに寄り添っていくこと。寄り添いながらも、今の自分にとってどうしたら心地良いのか、美しく見えるのかが重要だと語ります。
この日、二人は偶然にも同じバングルをつけていらっしゃいました。
じつはこれこそ、プラスαの魔法だそうで…。詳しくは次のページで!
「50歳を超えてくると、どんなに頑張っても頑張りきれない。体型的なこともあり、だんだんといろいろなものが似合わなくなってきてしまいます。マストバイだけが通じるのは30歳まで。大人の女性には、プラスαの魔法も必要です」と地曳さん。
二人のバングルこそ、プラスαの魔法。手元に存在感があるから、腕の太さやシミに目がいかない。ストールなどの巻き物を使うことで重心が上になりスタイル良く見えると同時に、首のシワが目立たなくなるのと同じです。身につけて鏡を見ながら、自分がどう他人から見られるのか、研究しながらプラスαの魔法を見つけて、という言葉にみなさんも真剣な表情です。
「鏡で自分をチェックするときは、横から見ることも忘れずに」と地曳さん。槇村さんも、「確かに、私も人のファッションチェックをするときは、横からも後ろ姿もジロジロ見ちゃいますね」と頷きます。
肌や髪のツヤ感、足もとなども他人から見られやすいパーツです。
「肌と髪にツヤ感がないのもババア。一気に老けて見えるんです。ひじやひざのケアをちゃんとして、潤い感のある肌をキープしていれば見苦しくないおばさんになれます。ストッキングも白っぽくてマットだと老けて見えます。黄色っぽいベージュがおすすめですね」
地曳さんは、自宅の4箇所にハンドクリームを置いてケアをしているそう。「面倒な日々のお手入れは自分ができる範囲で、習慣にすればいいんです」
また、最近はスニーカーが大流行。「スニーカーはどんな服に合わせたらイイ?と聞かれることもあるんですけど、そこがもう違う。おしゃれは昔のルールを破るもの。いつものスタイルにスニーカーを合わせるだけで今どきなカジュアルにまとまります」。
そのほか、Tシャツを一枚で着こなすためのサイズ問題、下着選びなどの話題でも盛り上がり、時間はあっという間に終了時間に。
最後に、地曳さんとじゃんけんをして勝ち残った方にスペシャルなプレゼント!
見事勝ち残り、地曳さんから手渡されたのは、あらゆるスタイルにマッチするA.D.M.J.のトートバッグ! エレガントなグレージュ色で、使いやすさはもちろん、この写真では見えないのですが、裏地の鮮やかなライトグリーンも人気のバッグです。
参加者全員に、ボーテ デュ サエの「ナチュラル パフュームド ボディミルク (ジャスミンリーフ)」のお土産をご用意。シアバター、ホホバなどのオイルを主成分としたボディ用乳液で、上品なフローラルグリーンの香りです。地曳さんに見習って、肌のツヤ磨きに。
セミナー終了後に行われたサイン&記念撮影会は長蛇の列でした。「この本をじっくり読んで、もっとおしゃれを楽しもうと思います」「ババアでいいんだと、勇気をもらいました」「トークが楽しくて笑いっぱなしでした」などのコメントをいただき、みなさんにご満足いただけたようです。
OurAgeでは、今後も楽しくためになるセミナーを開催していきます。あなたの参加をお待ちしています!
※槇村さとる・地曳いく子著「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t」の紹介記事は、こちらにも。
購入は、こちらからも。
撮影/矢部ひとみ
槇村さん、地曳さんヘアメイク/佐々木貞江(perle)
取材・文/佐藤素美