HAPPY PLUS
https://ourage.jp/popular/81568/

甘味は本みりんだけ! ヘルシー美味しい豆みりんのごはん

庄司いずみ

庄司いずみ

野菜料理家。100%植物性のみのレシピを紹介するブログ、『izumimirunの「vege dining 野菜のごはん」』で人気をあつめ、ブログを本にした初のレシピ本は7万部をこえるヒットに。

その後、『デトックス・ベジ』シリーズ(主婦の友社)が累計21万部を突破。

「庄司いずみ ベジタブルクッキングスタジオ」では、自身の講座に加え、他の料理家の野菜料理の講座もプロデュースしている。

『野菜食べ順ダイエット』、『料理がとびきりの味に プレミアム豆乳マジック!』(共に集英社)、好評発売中!

野菜料理家・庄司いずみさんが提案する、ヘルシーで美味しい「豆みりんレシピ」の第2回。

「豆みりん」とは、栄養豊富な豆を本みりんで煮た、新感覚の煮豆。ほんのりとしたやさしい甘味が魅力です。

20160513_0017

 

 

前回(7/15)はこの「豆みりん」を使った、ヘルシースイーツ2点をご紹介しました。今回は料理に取り入れる方法をご紹介しましょう。

一般的な煮豆は、砂糖を使ってしっかりと煮詰めているので、甘味がくどく感じられ、たくさん食べられない…という人も多いようです。

 

でも、それはちょっと残念! 豆は低脂肪で高タンパク質。代謝を助けるビタミンB群や、体の調子を整えるミネラル類、腸内環境を整える食物繊維など、現代の女性に不足しがちな栄養が充実した、まるで天然サプリメントのような存在。ぜひ、毎日の食事に取り入れたいですね!

 

「豆みりん」はキレのよい、あっさりとした甘味が特徴。甘味だけでなく本みりんの旨みも加わって、いつもの豆がぐっとおいしくなっているので、思わず箸がすすみます。

また、ジャンルを問わず、幅広く料理に応用できるというのも嬉しい! たっぷり作っておけば、いつでも手軽に豆の健康パワーをチャージできますよ!
「本みりんは私にとって欠かせない調味料。本みりんには旨みがたっぷり凝縮されているので、料理にコクと深みが出るというのが何よりの魅力です。
また、私はスイーツや料理に砂糖を使用しません。煮物など、ほんのりと甘味をつけたい料理には本みりんを使っています。本みりんの甘味はくどくなく、すっきりとしているので素材の味をじゃましないのがいいですね。
そのほか、しょうゆなどのほかの調味料の味のしみ込みがよくなる、生臭みを消す、煮崩れを防ぐ、テリ・ツヤを出すなど、本みりんには嬉しい効果がいっぱいです!
酢飯・酢の物に使うと上品な甘味がつけられるだけでなく、酢の酸味がやわらいで、まろやかになるのもいいですね」(庄司さん)

 

 

 

では、ここで「豆みりん」を使った料理をご紹介します!

 

 

甘夏でビタミンチャージ!
暑い日にも食べやすい爽やかご飯

【絹さやと甘夏、豆みりんの混ぜずし】

20160513_0064
豆みりんでほんのりとした甘味をプラス。
砂糖の量は控えめしたヘルシー酢飯です。

 

 

《レシピ》


【材料】(4~5人分)
ご飯……2合分
A酢……大さじ3
A砂糖……大さじ11/2
A塩……小さじ1
紅しょうが……20g
甘夏の実……1個分(300g)
絹さや……1パック(35g)
豆みりん(ミックスビーンズ)……80g
※豆みりんの作り方は2pにめにあります。

 

【作り方】
①甘夏は皮と薄皮をむいて実を軽くほぐす。

絹さやは筋を取ってさっとゆで、細切りにする。
②盤台などに炊きたてのご飯を入れ、混ぜ合わせておいたAとみじん切りにした紅しょうがを加え、水分をとばすようにさっくりと混ぜて、すし飯を作る。
③②に甘夏と豆みりんを混ぜ込んで盛りつけ、絹さやを散らす。

 

次ページに続きます。

大豆は優秀なタンパク質源。
そぼろに見立てて野菜と一緒に

【豆みりんのそぼろ風】

20160513_0101

しょうがの風味が食欲をそそります。
おつまみにも、ご飯のおともにもぴったり!

 

 

《レシピ》

 

【材料】(作りやすい分量)
豆みりん(大豆)……200g
しょうが……20g
レタス……適量
しょうゆ……大さじ2
酒……大さじ2
ごま油……適量
※豆みりんの作り方はこの下のコラム後にあります。

 

【作り方】
①豆みりんは粗くみじん切りにする。しょうがはみじん切りにする。
②ごま油を熱して①を炒める。
③しょうがの香りが立ってきたら、しょうゆ、酒を加え、水分がとぶまでいりつける。
④適当な大きさにちぎったレタスに③を適量のせる。

 

 

《Column》 by 庄司いずみさん
豆みりんはスイーツに利用するほか、いろいろなおかずに応用できます。たとえば、豆みりんにちょっとおしょうゆをたらしてと箸休めに。すっきりとした甘さなので、サラダにトッピングするのもよいでしょう。
汁気を切ってかき揚げ風にすると食べごたえのあるおかずに。フードプロセッサーでペースト状にすればバケットに塗ったり、野菜スティックのディップにしたり活用できます。

 

 

 

《基本の「豆みりん」の作り方》

 

【材料】(仕上がり分量の目安・約100g)

ドライパックの豆(大豆またはミックスビーンズ)……2袋(100g)

タカラ「国産米100%」本みりん……1/2カップ

 

【作り方】

①鍋に豆と、ひたひたになるくらいの水を入れ、火にかける。

②煮立ったら弱火にし、2 ~ 3 分ゆでる。ザルに上げて水気をきる。

③②を鍋に戻し、本みりんを加えて中火にかける。

煮立ったら弱火にし、2 ~ 3 分煮詰める。煮汁につけたまま冷ます。

 

 

20160513_0173

一度ゆでこぼして、豆の臭みを取ります。煮すぎると皮がはじけたり、煮くずれたりするので様子をみながら加熱して。
20160513_0187
みりんの分量はお好みで調整を。タカラ「国産米100%」本みりんは、注ぎ口が細口&広口、二段式のキャップなので、注ぐ量を調節可能。失敗なく注げます。

 

 

【今回使ったみりんは?】

タカラ「国産米100%」本みりん

『豆みりん』のおいしさの秘密は、使用する本みりんのおいしさで決まります。

らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395

●問い合わせ 宝酒造お客様相談室 TEL075-241-5111

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

『豆みりん』のおいしさの秘密は、使用する本みりんのおいしさ。「タカラ国産米100%本みりん」は、もち米と米麹から生まれた、豊富な糖とアミノ酸が深い味わいを醸し出します。

たとえば、オリゴ糖を中心にバランスよく含まれる9種類以上の糖が、まろやかな甘味を演出。また、米由来の18種類以上のアミノ酸で構成される複雑な旨味とコクは、豆の味わいをいっそう滋味深くしてくれます。

原材料は国産米100%にこだわり、本みりん造りの要である麹づくりをはじめ仕込み・熟成・充填に至るまで、すべての製造工程を国内の自社工場で行っています。

本みりんは、塩の入ったみりん風調味料とは異なり、効果としては、
味のしみ込みをよくし、生臭みを消し、煮崩れを防ぎます。
また、コク・うまみを出し、上品でまろやかな甘みをつけるのに適しています。加えて、てり・つやを出し、塩カド・酢カドを取る役割もあるのです。

 タカラ「国産米100%」本みりん

らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395


<前の記事

<前の記事
第1回/甘みは本みりんだけ! ヘルシー美味しい豆みりんのスイーツ

次の記事>

次の記事>
第3回/「黒豆みりん」で広がる年末年始のおもてなし

この連載の最新記事

甘さすっきりの「黒豆みりん」で、新感覚のおせち!

第4回/甘さすっきりの「黒豆みりん」で、新感覚のおせち!

「黒豆みりん」で広がる年末年始のおもてなし

第3回/「黒豆みりん」で広がる年末年始のおもてなし

甘味は本みりんだけ! ヘルシー美味しい豆みりんのごはん

第2回/甘味は本みりんだけ! ヘルシー美味しい豆みりんのごはん

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

OurAgeスペシャル