同じ薬をのんでも、すぐに効く人と副作用が出てしまう人がいます。また、のんでいる医薬品と相互作用が起きてしまうサプリメントや健康食品を選んでしまう人も…。
そんな現状をどうにかしたいという思いで作られたのが、イービーエスの遺伝子検査キットシリーズ。遺伝子分析によって体質の把握をするだけでなく、1人ひとりの体質に合ったセルフケアのアドバイスを行うことまでを目指しています。
2006年に発売したダイエット遺伝子検査キット「DNA SLIM」を皮切りに、アルコール感受性遺伝子検査、エクササイズ遺伝子検査、葉酸代謝遺伝子検査も開発。医療機関に向けた「おくすり遺伝子検査」も展開しています。それぞれ、分野ごとに専門の先生に監修をお願いして開発しているそう。
そしてこの秋に登場したのが、肌質遺伝子検査キット「DNA BEAUTY」です。ご紹介が遅くなってしまったのですが、今回はこの発売を記念した発表会の様子をお届けします。
「肌老化の原因は、『遺伝要因6:環境要因4』ということが報告されています。それだけに、早期予防をするためには遺伝的素因は無視できないのです」とは、「DNA BEAUTY」開発にあたり、監修を担当した東京女子医科大学 皮膚科教授・講座主任の川島眞先生。
「DNA BEAUTY」では、9遺伝子15バリエーションを検査することができ、肌質と肌老化リスクのどちらも検査できます。
たとえば、皮膚の保湿機能やバリア機能に関わるFLG遺伝子で、乾燥肌・敏感肌のリスクがわかります。
ASIP遺伝子では、しみやそばかす、光老化のリスクを判断。
遺伝子を検査することで、肌老化を引き起こす外的要因や内的要因の何の影響をより受けやすいタイプかがわかる、と川島先生。
「コスメゲノミクス(美容ゲノム情報科学)時代の幕開けです。このスタートラインとして、『DNA BEAUTY』が役立ちます」
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発表会では、銀座 ケイスキンクリニック院長、医学博士の慶田朋子先生のお話を伺うこともできました。
クリニックを訪れる人のニーズには、「自分の肌質を知りたい」「自分に最適なスキンケアやサプリメント、美容医療を知りたい」があるそうですが、「自分の肌質を思い込みで勘違いしている人が多い」と慶田先生。
遺伝子情報で肌質が100%決定するわけではないとしながらも、「遺伝子は生涯不変であるため、客観的な肌質把握のためには重要なファクター」とも。
「『DNA BEAUTY』の一番のメリットは、自身が優先すべきケアを選択できることです」
現状の肌質に合わせるだけでなく、遺伝子解析によって、肌リスクを未然に防ぐスキンケアを選ぶことができるようになる…。美容業界は、どんどん進化しているのです。
「DNA BEAUTY」は10,800円(税込)。キットの中には、使用説明書や郵送用封筒、遺伝子を採取する綿棒などが入っています。
結果は、だいたい2〜3週間後に郵送で届きます。情報保護の対策として、webからのアクセスは採用していないのだそう。
最初の見開きの左ページには「しみ・そばかすリスク」「しみ・たるみリスク」「乾燥肌・敏感肌リスク」「脂性肌リスク」「毛穴開大リスク」がダイアモンドグラフで表記され、その評価方法についての解説があります。
そして右ページには、各遺伝子が持つリスクの検査結果。
さらに、その結果を踏まえた個別の推奨スキンケア、「しみ・そばかす」「しわ・たるみ」などお悩みごとのスキンケアアドバイスを詳しく紹介したページへと続き、全11ページで構成されています。
川島先生が監修した、肌質関連遺伝子のバリエーションについて詳しく紹介した小冊子も付いてきます。
「DNA BEAUTY」は、イービーエスの遺伝子検査キットを販売する通販専門店「ハーセリーズ」から申し込みできます。気になった人は、早速チェックしてみてくださいね!