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「隠れ炎症」はあらゆるエイジングの根源!

津田攝子さん

津田攝子さん

皮膚科医。佐賀県・津田クリニックで皮膚疾患、エイジングの治療にあたる。医療現場の経験を生かした化粧品、TSUDA SETSUKOを開発。

ちょっとした赤み、かゆみが、あって当たり前になっていませんか? 効果が高いとうたわれる化粧品を使っても、肌の若さを取り戻せない…。そう感じたら「隠れ炎症」が肌内部にくすぶっているのかも。今の時代、鎮静ケアこそ大人のスキンケアの要です。

隠れ炎症 女性イラスト

 

 

自覚症状がないから放っておきがちだが、

実はあらゆるエイジングの根源だった!

 

「皮膚科医仲間と、最近肌状態が不安定な女性が増えたね、とよく話し合っています。その原因のひとつが、PM2.5など大気汚染による、肌環境の悪化。これに更年期によるホルモンバランスの変化、疲れ、お手入れ不足などが相まって、肌の免疫力が低下。内側に慢性炎症を起こしてしまっているのです。この慢性炎症、気づきにくいのが難点。鼻の脇や頰が赤い、かゆみがある、毛穴が目立つなどの症状が出ているのに、それを慢性炎症と思わず見過ごしてしまっているのです。ところがこの隠れ炎症、微弱なれどシミ、くすみ、シワ、たるみなどの火種。速やかに『鎮火』することが肝心です。

50歳からのスキンケアは、保湿、UVケアに加え鎮静が必須。隠れ炎症から解放されると、驚くほど肌は透明感、ハリ、ツヤ、柔らかさを取り戻します。私の肌にもまだ『伸びしろ』があったのだ、と自信がもてますよ」

(津田攝子先生)

 

 

 

隠れ炎症の原因って?

隠れ炎症 肌断面図

大気汚染や紫外線など環境からの刺激を肌が感知すると免疫機能が働き、ダメージ修復に乗り出す皮膚。ところが刺激が繰り返されると修復しきれなくなり隠れ炎症に。

 

 

放っておけば…

隠れ炎症 トラブル

肌内部で起きた炎症は、メラニンを作らせてシミにしたり、角化エラーを起こしてバリア機能をダウンさせたり、真皮のコラーゲンを破壊してたるみやシワに。

 

 

 

 

次回は50歳からの「隠れ炎症」基本アイテムをご紹介します。

 

 

 

 

撮影/久々江 満

イラスト/かくたりかこ、シママスミ

構成・原文/小田ユイコ

 

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