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春の訪れを告げる「うど」でデトックス!うどの酢味噌和えレシピ

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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春になると食べたくなる一品ってありますか? ちょっと暖かくなってくると、「山菜が食べたくなる」という方も多いのではないかと思います。

 

「春に山菜独特の苦みと香りを欲する」というのは、味覚的な嗜好ももちろんありますが、自然の摂理にもかなっているようです。

 

「春はデトックスの季節」と言われるように、春が近づいてくると私たちの体は、冬に蓄積した脂肪や、脂肪とともにため込んだ老廃物を、排出しようとするのだそうです。そこで、この排出機能を促進するような、デトックス効果のある成分を含む山菜をおいしく感じるのだとか。

 

山菜に含まれる「植物アルカロイド」は、うどのほか、苦みのある山菜に含まれており、腎臓の機能を上げることで、体の中の老廃物や溜まった水分の排出を促すデトックス効果があると言われています。

 

さて、山菜のシーズン。都心に住んでいるとちょっと手に入りにくいという山菜もありますが、いちばん手軽で、たいていのスーパーで購入できるのは「うど」ではないでしょうか?

うど

 

私の料理教室の春のクラスでも、よくうどを使いますが、生徒さんから「うどと山うどの違いは何ですか?」という質問をたびたび受けます。

 

うどには、野生の「山うど」と栽培ものの「軟化うど」があり、山うどは半日陰の傾斜地などに自生するそうです。スーパーなどで見かけるうどは、栽培時に光線を断って柔らかくした軟化うどのようですね。

 

見た目にも少し違いがあり、山うどはやや緑がかっていますが、軟化うどは全体的に白っぽいです。味はほとんど変わらないですが、山うどのほうが、皮が少し硬いですね。

 

皮をむいて、中のほうをスライスして生で食べたり、天ぷらにしたりするほか、むいた皮はきんぴらににしたり、穂先も揚げていただくなど、どこも捨てるところがなく、まるまるその味わいを楽しめます。

 

私はスライスして生食でいただくのが好き。今日は酢味噌を添えた和え物にしました。同じく旬の生ワカメを添えて、春の訪れを満喫する一品に!

うどの酢味噌和え

 

 

うどの酢味噌和え

【材料】

山うど:10cm
わかめ(生):適量
<酢味噌>
白味噌:大さじ2
酢:大さじ1
砂糖:大さじ1
からし:適量(お好みで)

【作り方】

①山うどは皮をむき、約2mmの薄切りにする。切ったら、色が変わらないよう、すぐに酢水(1Lに酢大さじ1~2)につけて約5分おく。

②わかめは食べやすい大きさに切る。

③酢味噌の材料を混ぜ合わせる。

④うどとわかめを器に盛り、酢味噌を適量添える。あれば、あしらいとして菜の花(分量外)を添える。

 

 

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