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春を待つ食卓に菜の花を! 女性に嬉しい成分も豊富です

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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春を待つ食卓に菜の花を! 女性に嬉しい成分も豊富です

花が咲く前のつぼみの時期に食べる菜の花は、春の訪れを一気に感じさせてくれる食材。今年もお店やレストランで見かける時期になりました。春の訪れが待ち遠しいこの時期の食卓にぜひ登場させたいですね。

 

しかも、菜の花は大変栄養価の高い緑黄色野菜。

 

例えば、ビタミンCの含有量は、ほうれんそうの約4倍! ビタミンCには抗酸化作用があって老化を予防するほか、免疫力アップに役立ちます。また、コラーゲンの生成を助ける働きもあるので、お肌の乾燥を抑える、シミやそばかすを薄くするといった美肌効果も期待できますね。

また、葉酸も菜の花には豊富。葉酸は細胞の生成に関わる働きを持ち、貧血予防やアンチエイジングなどに役立つと言われています。ほうれん草や枝豆、ブロッコリー、レバーなどにも多く含まれていますが、緑黄色野菜の中でも菜の花の含有率はトップクラスです。

さらに、菜の花の辛み成分である、イソチオシアネートは、アブラナ科の植物に多く含まれていている健康効果の高い成分。ガンになる前の異常な細胞が増えるのを抑えて、発がん性物質が働くのを防ぐ作用が期待されています。
辛み成分はそもそも、菜の花自身が虫に食われないために持っている成分なのだそうですが、人間が食べた場合にはガンからも守ってくれるということのようですね!
その他、イソチオシアネートには血液をサラサラにして血行をよくし、肩こりや冷え性の解消にも役立つと言われています。

また、苦味成分であるケンフェロールは、ポリフェノールの一種で、体の中のエネルギーを燃焼する働きを高めてくれます。余分な脂肪を燃焼してくれる効果、つまりダイエット効果も期待したいところです。

 

こんなに女性に嬉しい成分がいっぱいつまった菜の花。旬の今、ぜひ積極的にいただきたいですね。

 

菜の花というとお浸しでシンプルにいただくことが多いようですが、今日は豚肉と合わせた「菜の花トン」をご紹介します。菜の花の苦みと豚肉の旨みが相性抜群! ぜひおためしください。

山田玲子
菜の花トン

 

材料(作りやすい分量)
菜の花……1把
豚肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
しょうゆ……適量
からし……適量

 

作り方
①菜の花はゆでて水気をきり、長さ1/2に切る。
②豚肉はしゃぶしゃぶの要領でさっと湯がき、からしじょうゆに漬ける。
③①と②を和えて皿に盛る。

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