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冷えとり名人が指南/女は夏に冷え症になる

田中美津さん

田中美津さん

1943年生まれ。鍼灸師。1970年代初頭、日本のウーマン・リブ運動を主導。4年半のメキシコでの生活を経て、1982年より鍼灸治療院「れらはるせ」を開設。

『自分で治す冷え症』(マガジンハウス)『いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論』(パンドラ)など著書多数

女は夏に冷える!

 

冷えとり名人・鍼灸師 田中美津さんが 指南

「夏冷え」養生

 

夏は暑いので冷えに無防備になりがち。でも、冷房過剰な現代では冬より夏のほうが冷えは深刻です。

 

35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが、"明るく養生、元気に不摂生"をモットーに、体も心もラクになる"好い加減"な夏冷え養生法を伝授します。

 

 

 

女は夏に 冷え症になる。

冷えは大病への 一里塚

 

「夏は冷房や冷たい飲みものなどで、体の外からも内からも体温を奪われ、冷えの邪気(病的エネルギー)が体にどんどん蓄積するの」

と田中美津さん。体にたまった邪気は免疫力や自然治癒力を低下させ、秋にせき、冬に風邪、春には頭痛…といった具合にずるずる不調を呼び込みます。

 

「女性は冷え症になりやすい生きもの。子宮、卵巣という冷えに弱い臓器を持ち、月経周期で自律神経が乱れやすく、筋肉量も少ないため、男性より冷えやすい。しかも更年期は女性ホルモンの急減でストレスフルだから、冷えが加速しやすいの」

 

東洋医学でホルモン系といえば“腎"(腎臓)。2000年前の中国の医学書『黄帝内経素問』では、女性は7年ごとの腎の変化で女盛りを迎え、 49 歳で閉経にいたるとされます。腎は生命エネルギーである“気"の貯蔵庫で、生殖に関係し、血液となったり、内臓を動かす力になります。

 

「この生命線である腎が、これまためっぽう冷えに弱いときてるのね。冷え症は大病への一里塚。実際、がんは冷えた体が大好きなのよ」

 

命にかかわる病気も最初は冷えか ら始まる――。 35 年間、鍼灸師として大勢の患者を診てきた美津さんは、確信を持って言い切ります。

 

「東洋医学では"治未病(ちみびょう )"といって、病気はなる前に治すのが一番と考えます。冷えてる状態をほっとかないで養生すれば、すべての人が今よりずっといい状態で生きられますよ」

 

ただし、冷えの症状を目の敵にするのは違う、とも。症状とは"ここを治せば元気に生きられるよ"と教えてくれる、いわば天からの啓示。

 

「だから、体調不良の自分を嘆き、『先生、なんとかしてください』と、自分の体を他人任せにしてはダメ。体力がなくても、病弱であっても、自ら体に気持ちいいことを行って、少しずつ健やかさを育てていけば、多少の不具合はあっても、やりたいことができる人生を送れるの。

 

私は子どもの頃から慢性腎炎で、がんにもなった。でも虚弱だから冷えに気をつけ、今では人一倍元気に。そう、冷えに負けない体づくりをすれば、虚弱でも人生ルンルンになるんですっ。女は夏に冷え症になる。だから、夏冷え養生が特に大事。養生の先には、ホラね、あなたのルンルンが待っています」

 

 

 

次回は、これも? あれも? といった、10の冷えの症状について詳しくご紹介します。

 

 

イラスト/しおたまこ  構成・原文/石丸久美子

 

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