アロマや入浴剤を活用して冷え対策
冷えに無防備になりがちな夏こそ、冷房過剰で冬より冷えは深刻です。
35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが、体も心もラクになる"好い加減"な夏冷え養生法を伝授します。
今回は、気分や症状に合わせたアロマを活用した入浴法やおすすめの入浴剤をご紹介します。
●症状別アロマバス●
単独でもよし、ブレンドしてもよし。その日の気分で好きな香りのアロマを選んでみて。半身浴には4滴、足湯には2滴ほど入れ、よくかき混ぜます。ゆったりと深い呼吸をしながら行えば、体も心も緩みます。
[冷え症に]▶ローズマリー、ラベンダー、 アンジェリカ
[不眠症に]▶イランイラン、ゼラニウム、 ローマンカモミール
[足のむくみに]▶ジュニパー、サイプレス
[落ち込んでいるときに]▶ベルガモット、スイートオレンジ、 クラリセージ
[リラックスしたいときに]▶イランイラン、ゼラニウム、 ローズウッド
●おすすめ入浴剤●
[右]大人気の「きき湯」から夏用が登場。夏バテ時に。きき湯 ファインヒート 爽快リフレッシュ(オープン価格)/バスクリン [左]温と涼の2種類から、その日の気分や温度で好みのものが選べる。バブ 温&涼2種セット(オープン価格)/花王
元禄年間創業の漢方生薬メーカーが、100年ぶりに出した新製品。天然生薬を使ったスパハーブは効果が期待できそう。ナチュラルな香りで心も体もゆったりほぐれるのを感じて。[右から]白虎ゆ・青龍ゆ 各¥500・朱雀ゆ¥600 /亀田利三郎薬
次回は、美津さんが厳選した冷えに効くツボをご紹介します。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) 細谷悠美 イラスト/しおたまこ 構成・原文/石丸久美子