羽田美智子さんが女性樹木医に習う「心と体の整え方」②自分の“樹”との対話で心を浄化


女優の羽田美智子さんが気になる〝もの〞〝こと〞からその道の達人にコツを教わるこの連載。

今回のテーマは「心と体の整え方」です。

 

 

 

 

樹木医・塚本こなみさんに習う 「心と体の整え方」

 

静かにそこにたたずむ樹の気持ちをくみ、治療する樹木医という仕事に魅せられたことがあるという羽田美智子さん。

 

その羽田さんが憧れていた、女性の樹木医第1号の塚本こなみさん。

塚本さんが"心の樹"と呼ぶ、樹齢1,300年の春埜杉の前で、OurAge世代に共通するテーマでもある日々揺らぎがちな心や体を見つめ直し、整えるための方法を教えていただきました。

 

 

 

01.

〝自分の樹〞を見つけて対話することで、 心のオリを浄化できる

 

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MyAge_009_090塚本さん&春埜杉1

 

 

 

樹との対話で心が軽くなり、
楽に生きられるように

 

 

羽田 人は今、あまりにも自然とかけ離れた生活を送っているために、病気や心配事、不安が次々生まれてくるのではないか、と塚本さんがお書きになった本を読ませていただき共感しました。私は海に潜るのですが、自然界は必要以上のものを他に求めないですね。

 

塚本 はい、人間だけですね、求めることが多いのは。そういう意味で自然界から学ぶことはたくさんあります。

 

羽田 塚本さんの“自分の樹を持とう”という考えにも大賛成。小学生が自分の樹を決めて会話をするうちに、心が変化していく話、感動しました。

 

塚本 最初は樹とは話ができないと日記に書いていた子どもたちが、3週間を過ぎた頃から「運動会のかけっこで2位になったのは、僕の樹が応援してくれたから。終わったあと、お礼に行った」とか「私の悩みを樹に聞いてもらったら心が軽くなった」という話が書かれるようになったのです。生徒の中には何を聞いても返事をしない子、粗暴な行動で問題を起こしていた子がいたのですが、この授業をきっかけに様子が変化して穏やかになったと担任の先生からお手紙をいただいたときは、本当にうれしかったですね。

 

羽田 樹には、人間には計り知れないパワーがあるんですね。

 

塚本 樹恩という言葉があります。樹のおかげとでもいいましょうか、樹木は私たちに命、環境、大地、水を与え、守ってくれているという教えです。

 

羽田 子どもの頃、母から「樹は偉いのよ。文句ひとつ言わず、ありがとうも言われないのに、いいことしかしていない。こういう人になるといいわ」と言われたことを思い出しました。

 

 

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MyAge_009_090塚本さん&春埜杉2

 

樹木医になった当時、もっともっと樹のことが知りたいと、全国の巨樹を見て回ったという塚本さん。大光寺の春埜杉とは23年前に出会いました。

「毎年、元旦にはこの樹に会いに来ます。仕事で悩んだときやいいことがあったときにも、報告しに来ますね。この樹のエネルギーを感じてほしくて、多くの友人を案内してきました」。

 

 

それを聞いた羽田さんは、「自分の樹だと思って会話をすると、人にはとても言えないような悩みでも言える気がしますね。恥ずかしいことやずるいことを考えているのよと思いながら、口から出した言葉は、案外そのまま戻ってこないのかもしれませんね。言葉にした瞬間、樹が浄化してくれると思うから」。

 

 

塚本さんによれば、自分の樹を探すときは、身近にあるどんな樹でもいいそう。

「若い樹だったら頑張れよという声がけだけでもいいんです。対話を続けていくことで、自然への畏敬の念が生まれ、徐々に心が軽くなっていくはずです」

 

 

 

 

羽田美智子さん Michiko Hada

 

1968年生まれ。女優として映画、ドラマ、CM、ラジオを中心に活躍中。近著に『羽田美智子が見つけた 沖縄 すてき、ひとめぐり。』(光文社)がある

羽田美智子オフィシャルブログ

http://ameblo.jp/hada-michiko/

 

 

塚本こなみさん Konami Tsukamoto

 

1949年生まれ。静岡県磐田市出身。結婚後、造園家である夫の仕事を手伝い、造園会社を設立。’92年、女性初の樹木医の資格を取得。日本各地の緑化事業や古木・巨樹の保護や治療、移植に取り組む。’96年「あしかがフラワーパーク」に大藤を移植し成功。現在は「はままつフラワーパーク」理事長。著書に『おおふじひっこし大作戦』(福音館書店)など

 

 

 

 

 

春埜山  大光寺(はるのさん だいこうじ)

養老2年(718年)、高僧・行基が山稜を巡錫した際、春埜山で霊気に触れ、ここに開山。明治政府の神仏分離の政策のもとでも、太白坊大権現、大梵尊天、帝釈尊天、閻魔大王を祀り、のちに春埜山 大光寺と号した。行基が植林したとされる神代大杉、春埜杉は、病気を癒すとされ、信仰の対象になっている

 

DATA

静岡県浜松市天竜区春野町花島22-1 ☎053-986-0941

東名高速「袋井」ICより車で約1時間半

東海道本線「袋井」駅より静岡鉄道バスで「森町」下車、そこから車で約40分

 

 

 

 

 

 

撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/永塚克美(HEADS) スタイリスト/田内玲子

取材・原文/向井真樹

 

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第9回
羽田美智子さんが女性樹木医に習う「心と体の整え方」②自分の“樹”との対話で心を浄化

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