状況が落ち着き、会食やお酒をのむ機会ができた際、ついつい食べ過ぎや飲みすぎないための意外な法則とは?
今までご紹介してきた「食べグセ」の法則は、下のリンクから飛ぶことができます。
お話を伺ったのは
工藤孝文さん
Takafumi Kudo
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数
ぽっこりお腹が引っ込む!
やせる食べグセ45の法則!
食べ方編
32 会食などの前日はしっかり寝て、どか食い回避
コロナ禍で会食の機会も減っていますが、状況が落ち着き、会食する機会ができたら、前日はしっかり寝るようにしましょう。
「睡眠不足だと食欲を増すグレリンというホルモンの分泌が増え、さらに高脂肪・高カロリーの食べ物を求めやすくもなるといわれています。ですから睡眠不足の状態で会食に参加するのはNG。飲みすぎ・食べすぎを防ぐため、前日はたっぷり睡眠をとって」
33 ビールの前に、炭酸水を飲む
ビールは喉ごしがよく、一気に飲んでしまうので、血糖値が急上昇しがち。
「これを防ぐため、ビールの前に炭酸水を飲んで、喉を潤しましょう。炭酸水では物足りない人は、ノンアルコールビールでもOK。これでビールの一気飲みや、飲みすぎを防げます。満腹感もあるので、おつまみの食べすぎ防止効果も」
34 食事20分前にレモン水を飲む
過剰な食欲を抑えるには、食事20分前のレモン水もおすすめ。
「レモンの香りや酸味は、食欲を抑えたり、脂肪の燃焼を促す作用が。また、満腹中枢に作用して食欲を増すホルモン=グレリンの分泌を抑え、食欲を抑えるホルモン=レプチンの分泌を促進。レプチンには脂肪の蓄積を抑える作用も」
次回は、やせる食べグセ45の法則!【食べる時間編】35〜37をご紹介します。
イラスト/本田佳世 構成・原文/和田美穂