ストレスで大食いが止まらないときや食べすぎてしまった後に、体をリセットする方法は?
今までご紹介してきた「食べグセ」の法則は、下のリンクから飛ぶことができます。
お話を伺ったのは
工藤孝文さん
Takafumi Kudo
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数
ぽっこりお腹が引っ込む!
やせる食べグセ45の法則!
リセット編
41 パントテン酸が多い食品でストレス食いを正す
ストレス食いが止まらないときは、パントテン酸が多い食品をとるのがいい方法。
「パントテン酸は抗ストレスホルモンの材料になるので、とるとストレス食い予防につながります。レバーや鶏もも肉、牛ヒレ肉、チーズ、たらこ、ウナギ、イワシ、納豆、アボカド、さつまいも、モロヘイヤなどに多く含まれているので、積極的にとりましょう」
42 食べすぎは、48時間以内にリセットすれば太らない
食べすぎたとしても、すぐ太るわけではなく、体にとって余分なエネルギーはひとまず肝臓で約48時間ストックされるので、その間にリセットすればOK!
「以下の、食前ヨーグルト、酢の物プラス、ビタミンB群摂取の3つを組み合わせてリセットを」
48時間以内リセット法
食前ヨーグルト
炭水化物を食べる前に乳製品をとると血糖値の上昇が緩やかに。食前に小さなカップ1杯のヨーグルトをとって。
ビタミンB群摂取
レバーやウナギ、卵などビタミンB群を含む食品には、糖質や脂質の代謝を促す作用が。積極的にとりましょう。
酢の物プラス
酢に含まれる酢酸には、血糖値の上昇を抑える効果が。大さじ1杯の酢を食前に飲むか、食事と一緒に酢の物を。
43 食べすぎたらMCTオイル味噌汁
食べすぎリセットに効果的なのがMCTオイル入り味噌汁。
「味噌汁にMCTオイルを大さじ1杯入れてとりましょう。MCTオイルは肝臓で素早く代謝され、ケトン体が大量に作られます。ケトン体は余分な脂肪を分解し、細胞のミトコンドリアに送り込みエネルギーに変えるため、代謝がアップします」
次回は、やせる食べグセ45の法則! 最終回【リセット編】44〜45をご紹介します。
イラスト/本田佳世 構成・原文/和田美穂