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歯の治療痕は、 50歳前後で再確認を

これから先、できるだけ長く、

健康で美しい歯を維持する必須7条件

 

50代からは体のほかの部分が変化するように、歯をはじめ口腔内の環境や機能も変化しはじめます。この変化を見過ごさず、早めに対処することが肝心です。歯科の先生に大切な7つのポイントを教えていただきました。

 

お話を教えてくれたのは

山口義徳さん Yoshinori Yamaguchi

山口歯科クリニック院長。歯科医。日本大学松戸歯学部卒業。1997年、東京・恵比寿に山口歯科クリニック開設。 日本顕微鏡歯科学会認定医、臨床顕微鏡歯科研究会主幹。顕微鏡やCTを使用し細部までケアする最新治療を行う

 

 

5.過去の治療は、50歳前後で再確認を

 

治療歯の寿命は永遠ではない。違和感の前に受診を

 

「40代後半くらいから、以前治療した歯の具合が悪くなっていると治療に来る方が増えますね」と山口先生。
最も大きな理由は、治療歯の劣化。

 

「20〜30代で治療したときに使った素材がそろそろ劣化してきている点です。土台に何が入っているかは調べてみないとわかりませんが、根の治療をしている場合、10〜20年前の治療だと、細菌が繁殖している可能性もあります。今だと根の中に充塡する密閉性の高いセメントを使用し、細菌の侵入を抑える材料がありますが、過去の治療だと小さな隙間ができていて、そこから時間をかけて悪くなっているケースもあります。特に、適合が悪いかぶせ物や詰め物が入っている歯などは、その可能性が高まりますね」

 

もうひとつ、年齢による骨や筋肉の変化で問題が起こることも。

 

「年齢とともに、歯を支える骨や筋肉が痩せたことで、嚙み合わせや治療歯のかぶせ物が合わなくなることもあります。唾液量も低下しはじめる年代なので、この時期に一度、過去の治療歯を調べるといいでしょう。顕微鏡治療やCT画像診断では、通常の治療では見えない細かい部分の問題もチェックすることができるのでおすすめです」

●根の治療の最前線はコレ!

山口先生のクリニックでは、パノラマレントゲンだけでなく、CTなどでかぶせ物や根の奥の状態などもチェック。さらに、精密な部分まで確認できるマイクロスコープを使って、削りすぎなどが起きないように、繊細な治療が行われています。動画撮影で治療状態の確認も可能に

 

 

イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび

 

 

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