「大腸のコンディション」は、生活習慣や食事など、ちょっとした心がけで改善が可能です。今回は、食事に関して気をつけるべきことなどをご紹介します。
◆水溶性食物繊維をしっかりとる◆
「便通改善には食物繊維を1日20gとるとよいとされていますが、便のカサを増やす不溶性食物繊維は、とりすぎるとお腹が張って苦しくなる場合も。一方、水溶性食物繊維は、便を柔らかくして排出しやすくするので、慢性便秘の人はまず水溶性食物繊維の摂取を。里いもやオクラ、海藻、なめこ、アボカドなどに豊富です」

◆発酵食品をとる
「便秘には、ヨーグルトやチーズ、味噌、漬け物など、乳酸菌を多く含む発酵食品がよいといわれています。なかでも納豆は、納豆菌が腸内の善玉菌になるうえ、水溶性食物繊維も多いのでおすすめ。ただ、発酵食品はとりすぎると腸内でガスが発生しやすくなる場合も。単品を極端に多くとるのではなく、バランスのよい食事を心がけて」

次回は、運動などによる生活習慣による“大腸活”テクをご紹介します。
イラスト/ハヤシコウ 取材・原文/和田美穂



