起床時や就寝前など
いつでもやりやすいときに
大腸マッサージを!
「大腸マッサージは一日のうちいつやってもかまいませんが、横になって行うものが多いので、夜寝る前や朝起きたときならスムーズにできるでしょう。 特に朝は排便しやすいので、朝行うと効果的。夜は立って行うマッサージを最初にしてから、横になって行うマッサージをし、朝はその逆でするのがおすすめ。食後すぐや飲酒後は避けましょう。腰が悪い人や、お腹に腫瘍や動脈瘤などの病気がある人は悪影響が出ることもあるので、主治医に相談を」
マッサージをするポイント
マッサージするときは、以下に紹介するマッサージ①では、下図①の「横行結腸と下行結腸のつなぎ目(①)」を意識して。マッサージ②では下図②の「下行結腸(②)」を持ち上げ るイメージで行いましょう。

ねじれ腸タイプにおすすめマッサージ

マッサージ① 上体ひねり
横行結腸と下行結腸のつなぎ目は肋骨の下にあり、
指で押せないので、立って上体をひねって腸を揺らします。


足を肩幅よりやや広く開いて、姿勢よく立ちます。両腕を左右に広げ、肩の力を抜いて上体を右に90度ひねり、次に同様に左にひねります。
勢いをつけず、ゆっくりと1分ほどこの動作を続けます。
下半身は動かさず、上体だけひねって。
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マッサージ② 左腹トントンマッサー
左側の下行結腸を揺らすマッサージ。
どこにねじれがあるかわからないので、全体を丹念に揺らしましょう。
1
あお向けで腰の下にクッションを敷き、両膝は軽く曲げます。右手の指先をおへその左下、左手の指先を左脇腹に当て、左右交互に軽く押しながら、手を少しずつ頭のほうに動かしていきます

2
指が左の肋骨に当たったら、そのまま脚のほうへ向かって同じようにマッサージします。下行結腸を左右に揺らすイメージで、1分間続けましょう

②の「下行結腸」を持ち上げ るイメージで行うとやりやすいですね

次回は、ねじれ腸と落下腸に効果的なマッサージをご紹介します。
イラスト/ハヤシコウ 取材・原文/和田美穂



