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最先端のがん治療を受けたほうがいいの?/あなたの知りたい"がん"の不安に専門医がお答えします(後編)

「がん治療は最先端の方法を受けたほうが治る?」「がんになるといくらくらいお金がかかるのかしら?」今回もあなたの知りたいがんの不安や疑問を専門医に伺いました。

 

 

 

今回の質問に答えていただいた先生

がんサバイバー 勝俣範之先生

勝俣範之さん

Noriyuki Katsumata

日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科部長。がん患者と向き合いながら正しいがん情報を配信。『医療否定本の嘘』(扶桑社)など著書も多数

 

がんサバイバー 清水研先生

清水 研さん

Ken Shimizu

国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科長。がん患者や家族の心に寄り添う。『もしも一年後、この世にいないとしたら。』(文響社)が話題に

 

 

がん治療は、最先端であるほど
受けたほうが治りますか?

先端、最新、先進がいいものとはいえません。

「エビデンス(科学的根拠)とひと言でいっても、その信頼性によってランクがあります。がんの標準治療は、その中でもレベル1と認められた、いわばピラミッドの頂点(下図)。"最先端"や"最新"の治療法とは、メディアがそう名づけているだけで、エビデンスのレベルでは3以下のものが多く、中にはレベル5のものもあります。唯一、"先進"医療は、厚労省が定めた高度な新しい医療技術を用いた治療法を指します。ただ、こちらにも研究段階のレベル2や3のものが存在します。新しさや話題性よりも、自分に合う治療であるかどうかが重要です」(勝俣先生)

 

 

COLUMN

エビデンスのレベル評価を知っていますか?

エビデンス=科学的根拠という言葉が一般化していますが、エビデンスという言葉だけで信じてしまうのも禁物。エビデンスの中にもランクがあり、例えばレベル5は医師や専門家の個人的な意見や発言、体験談レベルのもの。このレベルでは高いエビデンスとは呼べず、信頼度は低くなります。

がんサバイバー アイキャッチ

ランダム化比較試験とは、対象を新しい治療法と異なる治療法のふたつのグループに分けて行う試験。多くの患者によって効果を検証されたものほど、レベルが高くなります

 

Q&Aの評価をしてみた!

検査はいつ、どのタイミングでしたらいいですか?レベル1
がん治療は、最先端であるほど受けたほうが治りますか?レベル3
血液1滴や線虫で早期のがんがわかるという検査は受けるべき?レベル3
免疫療法は効くのですか?レベル4

 

がんになるとお金は
どのくらいかかるのですか?

標準治療の場合、高額療養費制度を
使えば月8~9万円ほどです。

がんの治療に備えて、医療保険やがん保険に加入する人も多いはず。ただ日本では、国民皆保険制度によって、国の助成で治療の出費を抑えることも可能です。例えば、がんの治療薬オプジーボは年間の治療費が1,500万円で、3割負担の場合450万円ですが、「高額療養費制度」の申請で、月約8〜9万円を超えた金額は国が負担してくれます。負担額は所得などで異るので、詳しくは自治体に問い合せを。

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イラスト/緒方 環 取材・原文/伊藤まなび

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