ちょっと待て。ネムリは急に変えられない!
こんにちは、眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
コロナ禍状態になって長くなりますが、その中でもゴルフは屋外でのプレーということで安全性も高く、仲間で楽しめ、充分に歩けるスポーツということで再認識され、今とても活況だと聞いています。OurAgeの読者マダムもハマってるなんて方も多いのではないでしょうか。
先日セミナーをした後のご相談で
「ゴルフに行く前の夜に眠れないのが嫌で、睡眠薬を飲みます。これいいんでしょうか?」
とのご質問がありました。確かに明日の朝は早いから、早く寝てしっかり体調を整えてプレイに臨みたい、そのようなお考えからの行動でしょう。
ですが、まずは病的な不眠でもないのにそもそもお薬が必要か?
という問題もあります。「早く寝たいから睡眠薬」はやはり少し違うような気がします。
ゴルフにせよ、運動会にせよ、「明日は〇〇があるから朝早く起きる」そうなると大抵の人はいつもより「早く寝よう」となります。早く起きればそれだけ睡眠時間が削られるわけですから、その分を補填するために、2時間早く起きるなら2時間くらいは早めに寝ようとするかもしれません。
実はこれが難しい!
明日の用事のために、いつも23時に寝ている人が21時に寝ようとすると、ベッドに入ったが眠れない! ということがしばしば起こります。この前倒しの時間を睡眠禁止ゾーン(入眠禁止ゾーン)ともいいます。
ふだん眠る時間の2~4時間前の時間帯は、生理的に「眠りにくい時間帯」になります。「禁止」というと言葉は強いですが、寝てはいけない時間というわけではなく、眠りにくい時間ということ。先ほどの質問の方はまさにこの時間帯に眠ろうと努力した結果、眠れないから睡眠薬を飲む。そのような結果になったのではないでしょうか。
明日早く起きる用事があっても、いつもと同じ時間に寝た方がかえってルーティーンをくずすことなく眠れます。もし睡眠時間が足りず日中眠気に襲われるようであれば、ほんの少しお昼寝や目を閉じる時間を意識的に持つのもいいかもしれません。
日中カラダを動かすことは良い睡眠の第一歩になります。ぜひ、良い睡眠サイクルを大切にして、活動的な毎日をお過ごしください。
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ