更年期世代こそ、漢方の知恵を取り入れよう!④/樫出恒代:「肝」の不調とは② 「舌」から自分で「肝」の不調を診る

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樫出恒代さん

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。東京・銀座の漢方カウンセリングルームKaon代表。新潟薬科大学薬学部卒。OurAgeの連載コラムが評判

漢方の診察では、「舌」を診る「舌診」が欠かせません。ここでは舌診の重要性とポイントを知っておくとともに、更年期に不調を感じる女性に多い「肝熱」の舌の様子をご紹介します。

 

漢方は、ドクターまかせではなく、自分でも整える
自分を診るには、まずは「舌」から

 

舌には体の状態が面白いように記されている

 

更年期のさまざまな症状を解消するには、まず自分を知ることから。
「自分の現状を知る簡単な方法は、舌を見ること。舌には、その人の体調が面白いように映し出されています。毎
日、鏡の前で舌をチェックする習慣をつけましょう」と樫出さん。

舌を見るポイントは色、形、苔(こけ)のつき具合。多くの更年期女性が陥っている肝熱と腎虚も、舌にその特徴が表れています。

「今回ご紹介するのは肝熱と腎虚の舌の例。舌の状態は十人十色ですが、自分に近いものをチェックしてみて」

 

漢方薬を飲んだり、生活を正して養生すると、舌の色、形、苔の様子がしだいに変わっていきます。

「健康で若々しい舌は、薄紅色で滑らかな形で、苔が偏りなく薄く生えています。そんな舌を目指して」

 

 

舌のここを見る!

 

薄紅色が漢方でいうところの中庸で、バランスのとれた状態。肝熱に陥っていると赤みが強く、腎虚だとグレーっぽい

 

長さや幅、厚み、側面が波打っていないかを診ます。肝タイプ(肝熱)は大きく丸みがあって厚く、腎タイプ(腎虚)は薄くて細い形

 

日本人は舌の粘膜が薄く、刺激に弱いため苔がつきやすい。つき方、色で体調がわかる。苔は基本的に取ってはいけません

 

<肝熱の舌の例>

 

舌裏怒張タイプ

舌裏怒張タイプ_イラスト

舌裏怒張タイプ_写真

 

【特徴】

舌の裏側の静脈2本が太く

くっきり浮き出ている

縦に走る静脈が太くて2本が近寄っているほど、血液がドロドロになる瘀血(おけつ)の可能性大。不調の大きな原因は血流の悪さにあり。

 

【起こりやすい更年期症状】

肩コリ、腰痛などがあり

目の下のくまやシミができやすい

痛みに弱く、肩コリ、首コリ、腰痛に悩まされがち。手足は冷えるのに顔や頭はボーッとする冷えのぼせになりやすい。あざが消えにくいことも。

 

【漢方薬の例】

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・田七人参(でんしちにんじん)

桂枝茯苓丸は滞った「血」の巡りをよくする漢方薬。田七人参は中性脂肪やコレステロールを分解し、血液をサラサラにして血流を改善。

 

 

次ページに続きます。

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第4回
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