かーやです。今回は徹子の部屋風、かーやの部屋ということでゲストをお呼びしています。ジャジャーン!!ひとり旅の達人、ひとりっPさんです!!どんな話がでるやらお楽しみに!!
初の日本編『ひとりっぷ5』が話題のひとりっPさんがゲストに!!
かーや(以下か)「ひとりっPさんといえば、海外ひとり旅歴25年&400回超!! の元SPUR編集長。世界女子ひとり旅を指南する著書『ひとりっぷ®』シリーズが大ヒット!!
3月末には、日本ひとり旅をまとめた『昨日も世界の果てまでひとりっぷ®5 行くぜ、ニッポン編』が発売されました~。今日はようこそ~」
ひとりっP(以下ひ) 「こちらこそ、かーやパイセン、よろしくお願いします!!」
か「『ひとりっぷ5』別府編にもパイセンって書かれてチラッと登場させていただき、光栄です。昔、同じ編集部にいたことがあって、あの時は仕事というより、宴会芸のダンスの先輩だったような…w」
ひ「確か、夜中の編集部で踊ってましたねw いやいや、今回は温泉マイスターのかーやパイセンが会議室でボードに別府の地図を書いてあれこれ解説してくれたのが、めっちゃ役に立ちました!素晴らしすぎるレクチャー!!しかも1時間以上!ほんとにありがとうございました!紹介された宿や店も超ナイスで、いや~よかったです、別府最高!!」
世界に行けなかったコロナ禍。はたしてひとりっPはナニを?
か「役立ってたら、よかった。楽しいひとり湯治ぶり、読みましたよ!! それにしても、『ひとりっぷ5』は初の日本ひとり旅の本じゃないですか。世界の果てまで行っていたひとりっPさんが、ついに日本旅の本を…。時代を感じてしまいましたよ。コロナ禍で海外に行けなかったですもんね」
ひ「そうなんですよ、さすがにこの私も出られず…」
か「その間、どうしてたんですか?」
ひ「モノレールに乗って、羽田空港に行ってました」
か「ひとり羽田空港!?」
ひ「二年前のGWは自粛で県をまたぐな、っていうすごい時で。で、車両に自分ひとりしかいないモノレールで、羽田空港の国際線専用第3ターミナルに行って、撮影したり、カフェでぼんやりコーヒー飲んでました」
か「空港の店も閉まってたでしょう?人もいない空港で?」
ひ「モスバーガーが開いてたんですよ。そこで、そんな時でも出国する海外赴任の人とか、日本を離れる家族とかを眺めてました」
か「そこまでして行く??羽田空港に、そんな時に?」
ひ「いや、私にとって空港って行くとアガるパワースポットなんですよ。特に国際線ターミナルに行くと気持ちが上がるので、空港パトロールと称して、この二年も、よく行ってました」
か「空港がパワースポットっていうのはなんとなくわかるなあ。旅立つワクワク感であふれているし、いろいろな国や場所から来た人、行く人の交差点みたいで。でもコロナ禍で人のいない空港、私も体験したけど、がらーんとしててほんと寂しかった…。」
ひ「哀しみのエアポート的な。人がいないとパワーレベルは下がってくるものですね…」
か「とはいえ、徐々に日本国内をひとり旅していたのをまとめたのがこの本ですね。北海道、小笠原、宮城、茨城、石川、新潟、静岡、和歌山、奈良、京都、広島、愛媛…etc」
ひ「そうです、空港も、飛行機も大好きだから、飛行機で行けるところはほぼ飛行機で!京都・奈良も私は新幹線ではなく飛行機で!」
ひとりっPのパワースポットは空港!! 実は温泉にも??
か「徹底してますねw さて、かーやの部屋といえば、温泉と開運。空港がパワースポットという話がありましたが、2022年は水晶玉子先生も温泉を開運スポットと推しています。今回の本では新潟・里山十帖二泊三日の旅と九州別府での一週間湯治旅を紹介してますが、ひとりっPさんは、そもそも温泉好きなの?」
ひ「ナニをおっしゃいます、温泉はもともと大好き。世界の秘湯巡りもライフワークですよ」
か「そうなのね~!! そういえばマチュピチュ村の温泉に入ったことがあるなあ。駅のあたりが箱根湯本みたいだな、と思ったら、あの村は日本の方が昔村長して開発したらしいの」
ひ「環太平洋側の南米は温泉多いですね。マチュピチュの温泉もいきました。でも今までで一番忘れられない温泉は、ペルーのクスコからチチカカ湖に行く途中の大平原にポツンとある温泉かな。
そこに温泉があることはチェックしていたけど、近くに村はなく、でもなぜか駅だけはあって、一日一本しかない列車を降りて温泉に入ってしまうと、その後野宿するしかなくなるという…。
それであきらめたんだけど、チチカカ湖行きのバスに乗ったら、なんと客はひとりっPだけ、貸し切り状態。こ、これは…と、温泉入りたいんで15分だけ待っててくれないかと運転手さんに言ったら、なんと「OK!!」が。そこは標高4000メートルの湿地帯の大平原。2つほど露天掘りした温泉があり、現地のインディオの家族が服のまま、キャッキャッ言いながら入ってました」
か「裸ではないんだ?」
ひ「海外は日本みたいに露天で裸はないですね。服のいちばん下に来ている下着みたいなので浸かってました。で、私は最初、足だけ浸けてたんだけど、こんな場所まで来てバスに待っててもらっているのに入らないのはもったいない…と思い、「わっほーい!!」と服のままポチャッと温泉へ!!」
か「いいな、いいな。どんなでした?」
ひ「湯はぬるかったですね。どろっぽい湯でw でも、なんだか、みんな楽しそうで。人生で一番面白い温泉だったな。そもそも自力では行けない温泉に、入れたことも超ラッキー!!」
か「そんなチャンス、逃せないよね。入るしかないです!!」
ひ「温泉出たら標高が高い大平原の風にあたって、めちゃめちゃ寒くて…。運転手さんのブースと客の席が仕切られたバスで、貸し切りだったから、後ろの座席で慌てて着替えましたw」
か「ぷぷぷ。でも、さすが、ひとりっPさん、大胆で、ダイナミックな秘湯体験!!」
日本にこんなにダイナミックで地球を感じる場所が!!
ひ「いや~、でもパイセンに教わった九州は大分県の別府温泉こそ、ダイナミックでスペクターキュラーでSDGs!! 地球を感じる土地でしたよ。大分空港に着陸する時に見えた国東半島(くにさきと読みます。かーやの故郷)はココはハワイか!?って地形だし、別府に至っては、え、わたし、間違ってリオデジャネイロに来ましたか?って思ったくらい南米っぽかったです」
か「おお、南米とは。確かに高崎山や鶴見岳などの山に囲まれた町の夜景などはリオデジャネイロっぽいのかな。行ったことないけどw」
ひ「湯治宿・柳屋の女将さんはスペイン、バスクあたりに似てるかも、って言ってましたが…」
か「私はポルトガルっぽいなと思う。海が見える風景と日差しが地中海っぽくて。サルで有名な高崎山のカタチがハワイ島みたいと思うこともあるw」
ひ「海に開けてるのは風水的にも最高。開運にもよいですよね。別府温泉って、ザ・日本の温泉、みたいにひなびた感じかと思っていたら、雄大な自然環境、温泉湧出量日本一で、24時間モクモク湯煙が上がるほど温泉沸いているし、そのスケールにびっくりでしたよ」
か「湯治一週間の様子はこの本に詳しく書かれているけれど、どうでした?ずっと温泉の蒸気で食材を蒸す、地獄蒸しゴハンを食べていたとか」
ひ「ひとりっぷ的には温泉は宿が大事!! そして温泉を堪能するには最低二泊したい。料金手頃で、宿の料理はなくてよし。さらにいえば、ふとんの上げ下ろしのないベッド派」
か「わかります、私もです。でもひとり料金がめちゃ高かったり、そもそもひとり利用できない宿も多くて…」。
ひ「そういう意味で、今回泊まった柳屋さんは最適。自分らしく自由に過ごせる宿でした。ワーケーションルームに宿泊、ごはんは基本、宿にある温泉の蒸気が出ている地獄窯でいろいろ蒸して食べてました」
か「旅館のごはんは、50代ともなると量が多いしね。蒸しはヘルシー、ダイエットにもいい」
ひとりっP、かぼすにドはまり!?そして餃子にも??
ひ「それでもって、大分の名産かぼすが大活躍!! 黄色い柑橘があって、なんだろうと思ったらかぼすだった。12月だと緑ではなく完熟して黄色なんですね。スーパーで安く売っていたんだけど、これが最高。蒸した野菜や肉、なんにでもジャーっと絞ってかけるだけでおいしい。ぽん酢いらず。かぼすジャージャーに醤油プラスでフレッシュひとりっぽん酢!!」
か「そうそう、大分県人はなんにでもかぼすよw しいたけ焼いてかぼす、みそ汁にもかぼす」
ひ「みそ汁にも!?おお、それはやってない、おいしそうだ~」
か「あとはゆずごしょうがあれば」
ひ「ホントそう!! 別府で食べたゆずごしょうが忘れられず、帰省した時。地元の金沢で買おうとしたら、一種類しか売っていなかった。あんなに大分ではゆずごしょう、安くいろいろ売っていたのに~」
か「日本を旅すると、各地で食材も調味料も違う。その発見も楽しいよね。私はひとりっぷすると、うろうろして美味しそう!とひらめいた店にカンで入るのが好き」
ひ「別府ではかーやさん推しの餃子屋『湖月』にも二回行っちゃいましたw 店の方によるとかーやさんはいつも3人前をペロリらしいじゃないですか!!」
か「バレたか。いわゆる餃子好きとかじゃないんだけど、湖月の餃子だけは大好きで。温泉と餃子が切れると別府に行きたくなるという…」
ひ「あのカリっ&ふかっとした皮の独特な触感、とあっさりした餡、いくらでもイケちゃいますよね~。金土日だけの営業なのに、平日3日間仕込んでいるという丁寧さも凄い」
か「行列が途切れない人気の秘密ですな。今回の本には、浜松とか広島のおいしそうな餃子が紹介されてたよね。ひとりっPは餃子好きなの??」
ひ「前世は餃子職人だったんでは、ってくらい大好きです。ただ、餃子目当てで出かけたわけではなくて。旅する前にその町に詳しい人に「まじ美味しいとこない?」って聞くと、なぜか餃子の店を推されるという…w。餃子って日本人のソウルフード、なんですかね」
か「そうなのか!?でも、この本見てたら、他の町の餃子も俄然食べたくなった!! ふらっとひとりで行ってビールと餃子したい!! ちょっと疲れた時、大人女子にはひとりっぷおススメです。まずは近場に一泊、次第に遠くへ!!」
ノーストレスなひとりっぷは50代に最適!!
ひ「このコロナ禍において、ひとりっぷはもっと奨励されてよし!! 飛行機で会話をお控えください、ってアナウンスされても、いやもともとひとりだからしゃべらないしw。ひとりだから黙食だし、ひとりだから黙浴だし、ひとりだからストレスないし、だれにも迷惑かけませんから~ってw」
か「ほんと。ソロキャンプとかも話題だけど、ひとり湯治も確実に増加してる。私は友達や娘と温泉に行くと、入浴回数や時間が合わなくてw。入りたい時に入りたいだけ何度も湯に浸かりたいから、ひとり湯治派」
ひ「ノーストレスが、ひとりっぷのいいところ。私は文庫本を読みながらの温泉読書が好き。本を連れにしてます」
か「私は、いろんな泉質やいろんな景色の温泉に入って、自然を実感するのが好きで。温泉って、地球のマグマに温められて50年以上前の雨水が湧いているの。不思議じゃないですか?」
ひ「え!! 知らなかった! 温泉ってそうなんですか」
か「場所によって違うらしいけど、別府は火山性温泉でだいたい50~60年前の水が湧いていると温泉マイスターの勉強で知りました。だから地球のパワーと、子供時代や昭和を感じながら、令和の温泉に浸かってるという…」
ひ「おお!! 温泉の湯とも悠久の歴史の中での一期一会なんですね」
か「そう思うと湯が愛おしいし、元気でここまで生きて、湯に浸かれることにも感謝。ありがたや~です♡」
ひ「パイセン、私もまた地球パワーを充填しに、温泉行きたくなりました!!」
か 「行きましょう、日本の果て、世界の果てまでひとりっぷ湯治♡」
右が圧倒的な旅の体験から、女子ひとり旅を指南、情報を発信し続けているひとりっPさん。私は熱海で購入した温泉GIRLトレーナー着用w
★ひとりっPさんのイベントや旅で活躍するコラボアイテムなどの情報はこちらでチェック!!
ひとりっぷの前に読んで旅気分を盛り上げよう!! 第一弾『今日も世界の果てまでひとりっぷ®』、『ひとりっぷ®2 秘境・絶景編』、『ひとりっぷ®3 弾丸無茶旅編』、『ひとりっぷ®4 爆バイイング編』、最新刊『ひとりっぷ®5 行くぜ、ニッポン編』。
「OurAge」連載でおなじみ、スタイリスト地曳いくこさんとの共著『たまには世界のどこかでふたりっぷ®』(以上すべて集英社刊)は女友達との旅に役立ちます!!