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機嫌をとらないといけないような男は、たいしたことがない男

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

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よく「男にモテる方法」として、相手をほめろとか、女が負けてあげたほうがいいとか、うまくご機嫌をとれ、とか言いますよね。まあ、もちろんそうすれば、男は気持ちよくなるのはわかるけど、私が長い間生きてきてわかったことは、ご機嫌を取らなきゃいけない男って、たいしたことない男だってこと(笑)。

 

そもそもお金持ちで、地位も名誉も才能あるような人は、ほめられ慣れてるのよ。社長とか、普段、みんながへこへこしてるから、ほめられてもつまらない。それで逆にお叱りバーに行ったりするのよね。ご機嫌をとられるより、軽く叱られたり、反論されたりしたほうが、刺激があっていいのよね。

 

私は10代で漫画家デビューしたんだけど、出版社の偉いおじさんたちに人気があったのは、私がクソ生意気だったからだと思う(笑)。他の漫画家さんだったら、「えっ、本当ですか?」「すごいですね」って言うところを「それ、何かおもしろいんですか」って、すぐに肯定してあげなかったから、新鮮だったみたい。

 

そーいえば以前、知り合いで、東大を首席で卒業して弁護士になった男がいたんだけど、なんかの会話の流れで、私が「バッカじゃない!?」って言ったら、しばらく沈黙して「生まれて初めてバカだと言われて、なんかすごくうれしかった」って。それを聞いたときは、「うれしいんかい!!」とちょっと殴ってやりたくなりました(笑)。

 

とにかく、ほめてご機嫌とって、男にモテるのはいいけど、それで喜ぶ男は、他では、ほめられてない、たいしたことない男だと気づきましょう。

 

「有閑倶楽部」コーラス1998年1月号アンケート懸賞テレフォンカードイラスト

 

有閑倶楽部」コーラス1998年1月号アンケート懸賞テレホンカードイラスト

 

取材・文/佐藤裕美

 

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