初めまして。快眠コンシェルジュをしております、ヨシダヨウコと申します。
残念ながら、今、日本の女性の睡眠状態は、世界でも最低レベルにあると言えます。子育て、仕事、家事、介護……睡眠時間を削って頑張りすぎてしまう皆さまに、生活リズム、食事、寝具、呼吸法&ストレッチなど、美と健康を高める「質の良い睡眠」を得る方法について、これからお伝えしていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
『あー、今夜も眠れないのか…』と、思うと憂鬱になりますよね。
横になって、いろいろ考えると、焦って余計に眠れない。
そんな状態が何週間も続いてしまうと、睡眠障害と呼ばれるような状態になってしまいます。
睡眠障害には、なかなか寝付けない「入眠困難」、寝ても途中で起きてしまう「中途覚醒」、まだ起きる時間には早いのに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、逆に朝なかなか起きられない「起床困難」などがあります。
なかでも多い「入眠困難」。
眠れない、寝付けない。それにはたくさんの理由があります。
心的要因つまりストレスから、寝具や寝室の環境、パートナーさんとの関係など、要因はたくさん考えられます。
そんな時は、朝ごはんを見直してみてください。
睡眠は夜なのに、朝ごはん? と、お思いになるかもしれませんが、「おやすみ」を言う時ではすでに遅し!
「おやすみ」は「おはよう」の一声から始まります。
朝ごはんを食べることで、体にスイッチが入り、活動モードへと切り替わります。
その朝ごはんは、更年期世代のお年頃マダムにとっては、最高のメンテナンス準備時間ともいえます。
お勧めは「お味噌汁」
お味噌汁の主成分は味噌=大豆ですが、味噌に含まれるイソフラボンは、お年頃女性に足らなくなる女性ホルモンと似た働きをします。
それだけでなく、味噌にはトリプトファンという物質が含まれています。
トリプトファンは別名「ハッピーホルモン」と呼ばれるセロトニンの原料となります。
そして十数時間のちに、セロトニンはメラトニンに変化し、眠りにつきやすくなる物質へと変化していきます。
お年頃マダム世代にとってはW効果が望めるという訳です。
お味噌汁は野菜や海藻、タンパク質など、その日冷蔵庫にあるものをバランス良く、まるごと一気にいただける効果もあります。
私は毎朝、お味噌汁に野菜1点(もしくは2点)+海藻+たまごを入れて朝食にいただきます。
朝日を浴びながら食事すれば、タイマーがセットされ、約16時間後には眠くなるという寸法です。
日本の女性はなにかと忙しい。
だから何かを始めるときは、できるだけ今の生活リズムの中で切り替えて、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
ヨシダヨウコ