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東日本大震災津波伝承館へ。涙が止まらなかったんです。

けいとりん(OG)

けいとりん(OG)

秋田県在住。映画と猫とスキンケアが大好き。学生の頃に部活で頑張っていた水泳をまた始め、自己管理の一環としながら、ゆったりと続けています。何年か前から始めたボイストレーニングの先生に伴奏をお願いし、たまにボーカルとして音楽活動も。20年来のパートナーが経営する、地元密着型居酒屋で働き、お休みにはお1人様、または友人とのおでかけを楽しんでいます。県内と、お隣の岩手県(知り合いが多数在住)など、私の秋田・東北ご近所旅をお楽しみいただけたら、と思います。

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穏やかな海。
岩手県宮古市の漁港。

綺麗に整備され、生まれ変わった三陸道路。


パートナーくんが、10月に仕事の関係で岩手へ行き、帰りに遠回りして、見て、撮影してきたものです。東日本大震災、あれから10年を過ぎました。津波の傷跡は、写真からはわかりませんが、昔と違う風景に、思い起こすこともあり胸を痛める人は、たくさんいらっしゃることでしょう。

 


今回のおでかけ先は、高田松原津波復興祈念公園内にある東日本大震災津波伝承館。
今年の春頃に行きたかったけれど、新型コロナウイルス感染拡大により、県境は越えないように、じっと我慢していました。やっと行けた、この日はなんと暴風雨。スカートはめくれそうになるし、私の髪の毛もこんなことに。

 


何日に行く、と決めておくと、どうも曇天だったり雨だったりと、あまりお天気に恵まれない私です。


春には緑の葉で膨らむ木々は、暗い空と雨のせいもありますが、今は寂しげに佇んでいました。祈念公園には、津波伝承館(入場無料)と道の駅が併設されていて、通路は重厚な屋根で繋がっています。

伝承館に入り、受付で手指の消毒と検温をし、奥へ進むと、すぐに左側に、津波によってひしゃげてしまった大槌駅の駅名板が目に飛び込んできました。見た瞬間、急にドッと涙が溢れてきて、自分で驚いてしまいました。
誰にも見られないように、そっとハンカチで拭い、しかし釜石市や陸前高田市の小中学校から見つかった、泥だらけのサッカーボールやピアニカ、顕微鏡を見ると、涙が止まらない。

 

気仙大橋の一部や、潰れてしまった消防車、それらの実物を目にしたとき、想像もできないほどの恐怖と、悲しみ、無念があっただろうと、涙を流すしかできない自分がいる。今ここで生きている私たちは、この過去の大災害をしっかり記憶に留めておかなければいけない、忘れてはいけないと、あらためて思いました。

伝承館内は撮影禁止ですが、ひとつだけ、撮影が許可されている場所がありました。
こちらのメッセージボードです。

岩手・宮城・福島出身の著名人、他にもたくさんの方々のメッセージが画面に流れます。この日は7301人のメッセージがありましたが、今はもっともっと増えているでしょう。

帰りに通ったトンネルも、明るく広く綺麗で、トンネル好きな私は助手席でパシャパシャと撮影を。

伝承館では、3.11のあの日の自衛隊・消防の皆さんの行動、詳細な情報がどのように伝わったか、そして津波の映像を7分間流すシアタールームもあり、知らなかった事実を知る、そして教訓を学ぶことができます。

 

復興はたしかにしてきています。しかし、まだまだ時間はかかるのでしょう。
これからも、完全に復興がなされる日まで、少しずつ歩みを進めていく、そんな希望を感じられました。
皆さんも機会がありましたら、1度ここ岩手県陸前高田市にある、東日本大震災津波伝承館へ足を運んでみてください。

 

東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル

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