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十和子道 第6回「機嫌よく過ごすため、私が毎日していること」

君島十和子

君島十和子

君島十和子. 1966年生まれ。モデルとして活躍後女優に。1996年、結婚を機に芸能界を引退。現在は自身のコスメブランド「FTC」のクリエイティブディレクターとして数々のヒットを生み出している。2女の母。

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取材期間1年以上、収録写真は約400点。自宅で撮影し、オール私服で登場した〝ライフスタイルブック〟の決定版、それが『十和子道』。発売されるや瞬く間に大増刷され、なんと6刷を記録した大ヒット本です。その本のもととなった連載(過去にOurAgeにて配信されたもの)の一部をお見せします!

<最初に『十和子道』担当より>

お待たせしました、第6回です!

今回のテーマは「機嫌よく過ごすため、私が毎日していること」。

登場するのは誰もが日常ふつうにしていること、飲んでいるものです。

さぁなんだと思いますか?

 

 

あるとき取材のため君島家にうかがったら、バタバタと取材準備を始めた私たちスタッフに

「まずはお茶でものんで一息いれてはいかがですか」とキッチンに立った十和子さん。

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そのうち「どのお茶をお出ししよう」「これは?」「あ、でもそっちの方が…」

ご主人とおしゃべりしている声がキッチンから聞こえてきました。

のぞいてみたら、ちょうど棚の中から様々なお茶を取り出しているところ。

す、すごいッ!! 玉手箱のよう!

あまりの茶葉のバラエティの多さに、思わずカメラマンに「写真、撮って!早くッ」と叫んだのはいうまでもありません。

 

 

「お茶は本当によく飲むんです。一番多いのが紅茶。今、とても気に入っているものがあって…」

そういいながら真剣な、本当に真剣な表情でポットにお湯を注いだら、しばし中の様子を注視。

今だ!と思ったタイミングで手際よくカップに注いでいく十和子さん。

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お茶を淹れる。

お茶を飲む。

日常誰もが行っていることですが、十和子さんにとってはなにか大事な意味があるに違いない……。

そう思ってしまうくらいお茶を淹れている十和子さんの横顔は真剣でした。

 

その様子に

「そうだ。今日はお茶についてお話をきかせてください」

と思わず声をかけてしまった私。

 

そうして生まれたのが今回の原稿です。

*******************

第6回

「機嫌よく過ごすため、私が毎日していること」

 

毎日を機嫌よく過ごすため、自分のためにしていることはありますか。

朝起きて、ささやかでもうれしいと思えることがあると、その日はご機嫌に過ごせる気がします。だけど朝はたいていとても忙しく、バタバタと家事をこなしているうち、あっという間に過ぎていってしまうもの…。

 

そんな私の朝に「ご機嫌」をもたらしてくれるひとつが、お茶の時間です。

紅茶、中国茶、日本茶、ハーブティー、コーヒー。

ひとくちにお茶といってもいろいろな種類がありますが、私が一番飲むのは紅茶です。

 

日に2度、3度、紅茶をいただきますが、その日最初の1杯は朝起きてキッチンに立ち、娘のお弁当のおかずや朝食の献立を考えながら飲む、戦闘開始(?)の1杯です。

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時間に余裕があるときは、茶葉からじっくり淹れますが、ときにはティーバッグをポンとマグカップに入れて、ぐらぐらのお湯を注ぎ、立ったままごくり。

右手は熱々のマグカップを持ち、左手は冷蔵庫の扉にかかっていたり……紅茶をいただく作法からは程遠いものだと重々承知していますが、私には欠かせない朝のルーティンです

 

その後娘を送り出し、お皿を洗い、掃除機をかけ、洗濯物を干し、ちょっとひと息つけそうな時間になると、「さて、お茶でもいただこう」と、再び紅茶を淹れます。

(午前中、時間がないときは、仕事を終えて家に戻ってからが第二のティータイム。かなり遅めのアフタヌーンティーですが)

 

このときの紅茶は「お茶でもどう?」「まあまあ、お茶でも飲んで」と自分で自分を労わる1杯

ひと息ついて、ざわつく気持ちを整えるためのお茶といえるかもしれません。

この二度目のティータイムでは、茶葉からじっくり淹れます。

 

このとき茶葉はたっぷり使います。

お湯の温度と注ぎ方などがうまくいっていると、茶葉はポットの中で上下にくるくると動き回る、ジャンピングという現象を起こします。

透明な丸いティーポットの中でジャンプする茶葉をじーっと見ながら、焦らず騒がず、いちばんおいしくなる時を見極める。

そして、温めたティーカップの中に茶漉しで漉した紅茶を注ぎ、ティースプーン1杯ほどのお砂糖(粗精糖)を入れて、くるくるかきまわしていただきます。

(※詳しい手順は後述の『十和子流おいしい紅茶の淹れ方』を参照ください)

お茶をおいしく淹れるコツは分量、温度、時間など適した手順や作法を守ることのほかに、一連の動作を「ゆっくり、ちゃんと、落ち着いて」行なうように心がけること。

 

そして、

「ゆっくり丁寧に淹れたお茶はおいしい。(おいしくなる可能性が高い)

せっかちに雑に淹れたお茶はおいしくない。(おいしくなる可能性はほとんどない)」

という、拍子抜けするほど当たり前の事実は、長い紅茶愛飲歴(かれこれ30年以上)の中で、たくさんの失敗を繰り返してわかったことです。

 

でもこれって、お茶に限らず、すべてのことに対していえることかもしれません。

仕事も家庭も恋愛も趣味も人間関係もどんなことも丁寧に取り組んだほうがうんと成功率が高まるはず。

でもその「ゆっくり」「丁寧」が、もどかしくて難しい。

 

年上の知人女性が「老い先短いって、どこかで思ってるのかしらね。これはうかうかしてられないわって、年を重ねるにしたがってどんどんせっかちになる」と、おっしゃっていたのを思い出し、元来のんびり屋の私も、じわりじわりと実感中…。

 

年をとると時間が早く過ぎて行くといいますが、それを肌でしみじみと感じる今日このごろです。

 

10年前と比べると歩く速さも、しゃべる速さも、生活するスピードすべてが速くなっている気がします。そして私を含む女性の多くが、家事や子育て、仕事、介護、様々な人間関係やおつきあいなどに追われ、とても忙しくなっている。

何をするにもスピーディーにならざるをえないことは間違いないでしょう。

いつも慌ててるし、ざわざわと落ち着かない…気がつくとなんだか妙に忙しいわ、と。

 

そういう流れを1回断ち切って、ひと息ついてみる。

そのための一杯です。

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時間にしたらほんの10分程度のことですが、紅茶を飲み終える頃には、なんとなく頭の中も気持ちも心も整い、今日1日が楽しく、幸せに過ごせる気がしてきます。

 

「ご機嫌」と「心ここにあり」を与えてくれるおいしい紅茶を、明日も今日もあさっても、何杯も何杯もいただくつもりです。

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★十和子流 おいしい紅茶の淹れ方

①     お水(軟水)を沸騰させ、ティーポット(丸型で透明なものだと茶葉がジャンプしやすく、動きがよく見えます)とティーカップに注ぎ、洗い流して温めます

②     200ccのカップに対して大匙1杯弱(約4~5g)の茶葉をティーポットに入れ、90℃程度のお湯を注ぎます。

③     ジャンピングする茶葉を眺めること約40秒。温めておいたカップに茶漉しでこした紅茶を注ぎます。

④     お砂糖は粗精糖といわれる、精製されていないお砂糖をティースプーンに1杯ほど。以前はストレート派でしたが、お砂糖を入れるとぐっとコクが出て味わいが深くなる茶葉に出会ってからは入れることが多くなりました。(ちなみに我が家ではラカント糖を使用しています)

 

★とっておきのカップも見せていただきました

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(写真手前) 英国王室御用達の陶磁器、SPODE(スポード)。ブルーイタリアンと呼ばれる美しいブルーが有名。「義父の君島一郎の形見分けのティーカップ。なかなかふだん使いに…というわけにはいかないんですが、〝食器は使ってこそ。飾ったり集めてるだけじゃ意味がない〟と義父が言っていたので、ときどき出して使っています。ゆっくりできる休日のお昼が出番です」

(写真奥) これもやはり休日のお昼や特別な日に登場するティーカップ&ソーサー。繊細な手書きの技法で書き出される美しい器はエリザベート王妃をはじめ多くの王侯貴族に愛された名品HEREND(ヘレンド)。

★ティーポットは茶葉がジャンピングしやすい丸型を愛用

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茶葉が盛んな上下運動をするためには、お湯が上下に対流しやすい丸型のティーポットを使用。現在、3個を所持。

見た目もぽってりと可愛らしい。

 

★おまけ(取材裏話)

筋金入りの紅茶党だった十和子さんですが、2年ほど前から、コーヒーが飲めるようになったそうです。

お気に入りはライオンコーヒーのコナコーヒー。

「コーヒーは体質に合わない…と、ずっと思いこんでいたのですが、いただいたコナコーヒーを飲んでみたら、甘い香りで、お味もすっきりとおいしくて。あら、胃も痛くならないわ!と。思い込みって怖いですね(笑)。今では週に2回はこのコーヒーをいただいています」

そういいながら今度はコーヒーを淹れはじめる十和子さん。

「よかったらどうぞ。めちゃくちゃアメリカンですよ。

コーヒー好きの方からは、こんな薄いコーヒー、コーヒーじゃない!とお叱りを受けそうですが」

とスタッフにふるまってくださったコナコーヒーは、宣言どおりの少々薄め。

超アメリカンの十和子コーヒーは、甘い香りとすっきりとした喉越しで、とてもおいしかったです。

 

40代後半で飲まず嫌いをひとつ克服した十和子さん。

50才になったら何が飲めるようになっちゃうんでしょうか?

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撮影/冨樫実和 取材・文/稲田美保 ヘア/黒田啓蔵

*オールカラー、自宅で撮影、オール私服、収録写真400点

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