炭水化物を食べたら腸内「ヤセ菌」が増えた!? その訳は?


炭水化物を制限するローカーボダイエット。「主食を抜くだけ、しかも結果が早く出る」などと間違った解釈でむやみに頑張ってしまうと、痩せるところか腸内環境を悪くしてしまうこともあるようです。

ファイバーデトックス1

「ローカーボダイエットは腸内細菌が利用するエサ(炭水化物)が腸の奥まで届かないため、腸内細菌の乱れを引き起こす原因になってしまうのです。これは、スタンフォード大学のソネンバーグ博士が提唱する『腸内細菌に届く炭水化物』という概念です。」とは、大妻女子大学家政学部食物学科教授・農学博士の青江誠一郎先生。

ファイバーデトックス2

腸内に生息する多種多様な細菌の集まり=腸内フローラのバランスが乱れるとディスバイオシスと呼ばれる腸の機能も劣った状態になってしまうこともあるのだそう。

 

「ディスバイオシスは、炎症性腸疾患、肥満、糖尿病、がん、動脈硬化、自閉症どさまざまな疾患と関係していることが多く報告されています」

 

腸の奥までエサが届かないローカーボダイエットも、ディスバイオシスになる恐れあり。そこで注目されているのが、食物繊維で腸をきれいにするファイバーデトックス。ぜひ積極的に食べたいのが腸内細菌のエサになる炭水化物「MAC(マック)」と青江先生。Microbiota accessible carbohydratesの略で、その代表的な食材が小麦ブランです。

ファイバーデトックス3

「小麦ブランは不溶性食物繊維を含み、便通を良くするだけでなく、腸内細菌の良質なエサになります」
便秘改善や腸疾患の抑制など腸内環境改善効果も認められているほか、血糖値上昇抑制や内臓脂肪を減らすなど様々な良い影響があるとわかってきているのだとか。

 

さらに青江先生は、今年3月に日本農芸化学会にて小麦ブランとバーリーマックスによる腸内フローラ改善の研究結果を発表。バーリーマックスは第3の食物繊維と注目される「レジスタントターチ」を含む栄養価の高いスーパー大麦で、小麦ブランと並ぶMACの代表格です。

 

最新の研究では、この2つを同時摂取することで太りやすさの指標とされるFB値が低下すると認められたのだとか。FB値は、デブ菌、ヤセ菌と言われる腸内細菌の比率を表したもので、ヤセ菌が多い腸内環境にシフトしたというのです。炭水物を食べて痩せやすい体になるなんて、ビックリです!

 

 

この日のセミナーでは、ほかの先生からもお話を伺うことができました。次のページへ!

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