美のカリスマとして知られる宝田恭子さんに聞く口元筋トレ。
口元を意識して鍛えるだけでなく、よい姿勢を意識することが、口元や首のたるみにも影響するとか!
胸鎖乳突筋が後方に傾いた姿勢に
OK
座るときは鎖骨を真っすぐに
NG
猫背になり、お腹もポッコリ!
いい姿勢とは、胸鎖乳突筋の走行が後方に傾いている状態をいいます。
胸鎖乳突筋が後方に傾くと、背中がすっと伸びた美しい見た目に。
よい姿勢は、自分自身の動きの結果です。
筋肉を意識した動きの先に、美しい姿勢が見えてきます。
胸鎖乳突筋を意識しながら、頭とあごを正面に向けましょう。
反対に、肩が内側に入って前かがみになり、猫背になった姿勢はNG。
背中を丸めた悪い姿勢が癖にならないよう注意してください。
食事をしながら、筋トレ!
よい姿勢を維持するために重要な働きをする筋肉を「抗重力筋」といいます。
特に重要なのが背中(脊柱起立筋)、太もも(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)の3つ。
抗重力筋は何もせずにいると年に1%ずつ衰えていくので、
この3つに負荷をかけるエクササイズを食習慣に組み込んでしまいましょう。
やり方は簡単。まず椅子に座ったらお尻をギュッと締め(大腿四頭筋に効く)、
かかとを上げます(下腿三頭筋に効く)。
次に背すじを伸ばして脇を締め(脊柱起立筋に効く)、
よく嚙みながら食事をするだけです。
「一日3回、食事のたびに行えば、日常的に抗重力筋が鍛えられますし、
よく嚙むことで、咀嚼筋はもちろん、顔の筋肉も鍛えられて、
たるみやほうれい線を防ぐことができます。
よく嚙んで最後にゴックンと飲み込むと、嚥下(えんげ)機能も活性化されます」
次回は、よい姿勢にプラスして、さらに効果を高めるエクササイズを紹介してもらいます。
DATA
宝田歯科医院
取材・原文/上田恵子