宝田恭子さんに聞く、口元筋トレ。
口元の筋肉のために、重要なのは”よい姿勢”という目からウロコなお話をうかがいました。
さらに効果を高めるためには、こんなエクササイズを取り入れるとよいとか。
よい姿勢で嚙むだけでも十分ですが、
さらに効果を高めるには、〝咀嚼エクササイズ〞がおすすめ。
まず右の奥歯でしっかりと5回嚙み、5回嚙んだら一度かかとを下ろし、
またすぐにかかとを上げて左の奥歯で5回嚙む。
これを左右交互に繰り返して、全部で30回嚙んだらゴックンと飲み込みます。
あごは後ろに引くイメージで。
「しっかり嚙むことは、唾液を分泌させるためにも重要です。
特に女性の場合、更年期を境に唾液の分泌が減ることも。
唾液の分泌量が減ると、口の中が乾き、食事がしづらい、
口の中の粘膜が傷つきやすい、虫歯が増える、
歯垢がたまり口臭が強くなるなどの症状が現れます。
また唾液には、老化の元凶である活性酸素を分解する酵素が含まれているので、
唾液量が多い人ほど若さをキープできるというメリットもあります」
正しい姿勢で過ごすこと、顔の筋肉を鍛えること、しっかりと嚙むこと。
これらはすべてつながっています。イキイキとした笑顔で過ごすために、
ぜひ今日からの習慣にしてください。
さらに、日常の習慣としてぜひ取り入れたい、歯磨き前にできるトレーニングも。
歯磨きの前に 口角トレーニング
歯磨き前の習慣にしたいのが、口角を上げるトレーニング。
これを行うだけでも表情筋が刺激されて、頰が上がる癖がつきます。
白い歯をより美しい形で見せるのは、口角の上がった口元。
左右均等に上がった口角を手に入れるために、毎日行いましょう。
上唇の山を結んだ線が口角の理想のライン
口角の理想のラインを決めるのは簡単。
上唇のリップラインに合わせて歯ブラシを当て、
上唇の山を結んだ線が理想のラインです。
口角は歯ブラシのラインまで均等に上げて
左右の口角が歯ブラシのラインに届くように笑顔をつくり、
30秒キープして。
口角が歯ブラシのラインまで均等に上がればOKです。
これを3回繰り返しましょう!
次回、いよいよ口元筋トレの解説です!
DATA
宝田歯科医院
取材・原文/上田恵子