足に自信を!
爪コンプレックス解消宣言
足の爪が不格好、痛みがあってお手入れができない…爪が理由で素足に自信が持てない人、とても多いものです。
今年こそ堂々と素足を見せられるよう、爪トラブルを解決!
トラブルに気がついたら
自己判断する前に専門家へ相談!
手の爪にこだわる人は、史上最多なほど増えているのに、足の爪となるとまだまだ…。OurAge世代ならなおさらです。
爪の様子が変わってきた、トラブルかもしれない…と思ったら、まずは爪に詳しいプロのもとへ!
爪トラブルのおもな原因は
長年の習慣がほとんど⁉
年齢を重ねるにつれて、足の爪が変形したり痛みが出ているのに「当たり前」「仕方がない」と片づけてしまっていませんか? 手の爪にはこだわるのに、足の爪はアップで人に見せられない。それではせっかくの素敵なサンダルも台なし。
東銀座ウェルズクリニックで「女性のための爪専門外来」を開設し、日々、女性の足と爪に接している大木美佳先生は言います。
「40代以降の女性で、足の爪が全部美しく整っている人はほとんどいませんよ。体の使い方、歩き方、合わない靴の圧迫など、長年の習慣がトラブルとなって、骨格にはもちろん爪に表れてくる時期。痛くないからといって放っておくと、ますます爪に異常を来し、治りにくくなってしまいます。痛くなってから駆け込むのでなく、トラブルかもしれないと思ったら、早めにクリニックへ来てくださいね」
確かに、気がつけば爪がぼこぼこしたり分厚くなっていたり、斜めに生えている、巻き爪に近づいてきているなど、若い頃とは様子が変わってきていることは否めないのでは? クリニックが行った調査(上のグラフ)からも、足の爪にトラブルを抱える女性がいかに多いかがうかがえます。
「爪専門外来で最も多いのは、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)ですね。やはり痛みがあるので、我慢できずに来られる人が多い。次に多いのは爪水虫ですよ。爪の変色や変形に気がついても、痛みやかゆみを伴わないことが多いので、それが水虫によるものとは思わずに放置されがちなんです。
逆に水虫と勘違いして駆け込む方が多いのが汗疱:かんぽう(異汗性湿疹)。水虫の薬を塗っても治らない…それはそうです、治療法が違うので。
ほかにも爪のトラブルは多種多様です。爪の変形がひどくなると、治るまでにかなり時間を要しますが、根気よく治療すればたいてい完治します。足の爪は1年程度で生え変わりますからね! 自己流で判断しないで、早めに相談することが大事です」
東銀座ウェルズクリニック
DATA
ロート製薬がバックアップする保険医療機関。皮膚科・形成外科・美容皮膚科。
「女性のための爪専門外来」もメニューによって保険診療あり。
毎週水曜日は「爪と足の特別外来」として整形外科医が診療を担当。
東京都中央区銀座3-13-11 銀座芦澤ビル2F
電話:03-3542-3737
診療時間/11:30~15:00、16:00~19:30
(土・日曜9:30~12:30、13:30~17:30)
休診日/祝日、隔週日曜 完全予約制
http://www.wells-clinic.jp
次回は、クリニックで多い爪トラブルについて詳しくご紹介します。
構成・原文/蓮見則子