40代からの食生活が認知症予防のカギを握るとか。これまで、脳が喜ぶ栄養素や食材、食べ方ルールなどをさまざまにご紹介してきました。今回ご紹介するのは、漬け込んでおくだけの簡単作り置きレシピ。漬けることで酢の血糖値上昇抑制効果や、発酵食の美腸効果も得られます。「旨味が増えておいしくなる」「作りおきできて便利」などのメリットも。ジッパー付きの密閉袋を使って漬けると洗い物も出なくて楽ちんです。
脳が喜ぶ簡単レシピ
鶏肉のヨーグルト味噌漬けのソテー
焼き野菜添え
鶏肉に含まれるタンパク質は脳細胞や神経伝達物質を作る、脳活に欠かせない栄養素。ヨーグルトと味噌のたれに漬けることで、さらに栄養価がアップ。肉がふんわりと柔らかくなって、旨味も増えるといううれしい効果も。旬の野菜を彩りよく合わせると、栄養バランスもよくなります(鶏肉の味噌漬けの作り方は、続いて紹介します)
たっぷりの野菜とともに香ばしく焼いて!
鶏肉のヨーグルト味噌漬け
漬けておくとヨーグルトと味噌の発酵パワーで
ふっくら柔らかく、ジューシーになります。
材料(2人分)
鶏もも肉……1枚
味噌……大さじ1½
ヨーグルト……大さじ4
作り方
1鶏もも肉は余分な脂肪を除く。
2味噌とヨーグルトを容器に入れて混ぜ、鶏もも肉を加えて馴染ませ1日以上おく。
脳活ポイント!▶︎ 鶏肉のタンパク質
脳細胞や脳を活発に働かせるために欠かせない神経伝達物質を作る材料になります。
優秀な脳活食材、鮭を作りおきに
鮭の麹ハーブ漬け
塩麹と甘酒で塩分控えめ&旨味たっぷり。
鶏もも肉や胸肉、豚かたまり肉でも試して。
材料(2人分)
生鮭……2切れ
塩麹……大さじ1
甘酒……大さじ4
にんにく(つぶす)……1片
ローズマリー……1枝
作り方
塩麹、甘酒を容器で混ぜ、生鮭、にんにく、ローズマリーを漬け1日以上おく。
焼いて主菜にはもちろん、ほぐしてサラダや混ぜご飯に活用も。
脳活ポイント!▶︎ 鮭のアスタキサンチン
鮭の抗酸化作用は強力。さらに、脳に到達できるという点もほかの抗酸化物質にない特徴。
次回もまた、漬け込むことでよりおいしく、よりヘルシーになる作り置きレシピをご紹介します。
撮影/三木麻奈 料理/舘野真知子 スタイリスト/サイトウレナ 構成・原文/瀬戸由美子