夏野菜と薬味野菜を刻んでお醤油などで合わせる山形の「だし」。ご飯やお豆腐にかけて食べる郷土料理ですが、これをフルーツを使ってちょっとおしゃれに、モダンな洋風に仕上げるものと、たくわんを加えて、ほっこりする和風のもの、2種、ご紹介します。火を使わずにボウル一つでできます。
山形のだし フルーツ入りモダン洋風&たくわんと塩昆布入りほっこり和風
いずれも、ビタミンCたっぷり。お料理をした時、あえて少し野菜を残しておいて、作っておくと便利です。青じそはカロテン豊富で、抗酸化作用があったりします。刻む作業がちょっと大変だけど、無心になれて気分転換におすすめです。
★山形のだし、フルーツ入り洋風
甘味のある調味料の代わりにフルーツを入れることで、ほんのりした嫌味のない甘さと酸味が楽しめます。夏の終わりはフルーツも豊富なので、ぜひ。
材料 (作りやすい分量)
きゅうり1本
ミニトマト 5個
塩 小さじ1/2
青じそ 5枚
*なす1本
*プラム 1個
*マスカット 5粒
※フルーツはお好きなもの、あるもので。キウイや梨、イチジクなども合います。分量はかさ(体積)が同じくらいであればOKです。
醤油 大さじ1
米酢 大さじ1
作り方
1.きゅうりは両端をおとし、縦に6等分し、7ミリ幅の角切りにする。トマトもヘタをとり、同じくらいに切る。ボウルに入れて塩をふる。5分おいて、出てきた水気を切る。
2.*をすべて、7ミリ角に切る。青じそはあらいみじん切りにする。1のボウルに入れる。
3.2に、醤油と酢を入れてざっくり混ぜ合わせる。
※きゅうりとトマトに塩をして、余計な水分を出しておくと、味が決まりやすくなります。
またこの時期のトマトは水っぽいので、水気を出すと、旨みがつよくなります。
※紫蘇はミントやバジルにしてもおいしい。
※オクラやめかぶなど、ネバネバ系を加えてトロトロにしても。
★冷蔵庫で4日保存可能。
★冷奴やそうめん、オムレツや焼きナスのトッピングにはもちろん、カルパチョや焼き魚にそえても。バゲットにのせておつまみにも。
★山形のだし、たくあんと塩昆布入り和風
たくあんや塩昆布でうま味が加わり、ごはんがすすみます。たくあんは、柴漬けやすぐきの漬物にしても合います。ピーマンが名脇役に。意外にもレモンと相性がいいので試してみて下さい。
材料(作りやすい分量)
きゅうり 1本
塩 ふたつまみ
*ピーマン 1個
*みょうが 2本
*たくあん 50g
塩昆布 5g
レモン汁 大さじ1(半個分)
醤油 大さじ1/2
作り方
1.きゅうりは両端をおとし、縦に6等分し、7ミリ幅の角切りにする。ボウルに入れて塩をふる。5分おいて、出てきた水気を切る。
2.*をすべて7ミリ角に切る。塩昆布は長ければ1センチほどに切る。1にすべていれて、レモン汁と醤油をかけて、ざっくりまぜる。
※レモン汁が合いますが、酢に代えても。
★冷蔵庫で4日保存可能
★1と同様に使える。ごはんにまぜても、茶そばに合わせてもおいしい。
茶そばに、山形のだし和風。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!