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ミントの香りが爽やか!白ワインによく合うズッキーニのスカベーチェ

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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ズッキーニが店頭にたくさん並ぶようになりました。ズッキーニはイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味だそうです。

山田玲子さん連載_ズッキーニ

日本には、1980年頃にアメリカから輸入されたのが最初のようで、近年の代表的な産地は宮崎県と長野県。この2つの県で、日本の生産量のおよそ6割を占めているそうです。

 

昔は、日本ではあまりなじみのない野菜でしたので、初めて食べたのはイタリア料理店…という人も多いかもしれません。でも、その後だんだんと一般的なスーパーでも出回るようになって家庭でも使うことが多くなり、最近では給食にもたびたび登場する、スタンダードな野菜になりました。

 

果肉はなすに似た肉質で、ほのかな甘みがあり、加熱するとますます甘みを感じるようになりますね。

 

ズッキーニには、ビタミンB1やB2、B6などビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は三大栄養素である糖質、たんぱく質、脂質の代謝をサポートしてくれるとても重要な栄養素。不足すると疲れやすくなるほか、肥満にもつながると言われています。暑さで食欲が落ちたときには、疲労回復や代謝アップに役立ちそうです。

 

また、ズッキーニに含まれるβカロテンには、皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫力をサポートする働きがあります。老化の原因となる、活性酸素の発生を抑えてくれる働きも持っています。

 

さて、ズッキーニを使った料理と言って、すぐに思い浮かぶのが、夏野菜の代表料理「ラタトゥユ」ではないでしょうか。ズッキーニは必ず使いますよね。その他にはフライ、天ぷらのほか、オーブンでグリルしただけでもおいしいいです。

 

私はズッキーニが旬を迎え、買いやすい値段になるとたくさん購入して作るのが「ズッキーニのスカベーチェ」。油で揚げたズッキーニをオリーブオイル、ビネガー、ニンニク、ミントなどのハーブでマリネしたイタリア料理。ナポリのあるカンパーニア州の郷土料理と言われています。

 

山田玲子さん連載_ミント
冷蔵庫で冷やしていただくといっそうおいしくなります。ミントの香りも爽やか。冷たい白ワインとの相性は最高です!

 

ズッキーニのスカベーチェ

 

山田玲子さん連載_スカベーチェ

 

 

【材料】

ズッキーニ:3本
フレッシュミント:ひと握り
にんにく:1片
オリーブオイル:大さじ3
ワインビネガー:大さじ3
塩・こしょう:各適量
揚げ油:適量

 

【作り方】

①ズッキーニは厚さ8mm程度の輪切りにし、アク抜きする(ぬるま湯に塩を入れ、切ったズッキーニを入れて落しぶたをする。このまま放置し、ザルに上げてよく水気を切る)。
②ミントとにんにくをみじん切りにする。
③ズッキーニを油できつね色にこんがりと揚げる。
④揚げたズッキーニ、みじん切りにしたミントとにんにくをボウルに入れ、オリーブオイルを回しかける。
⑤さらにワインビネガーを加え、塩・こしょうで味を調える。

 

2時間くらい置いて味がなじめばOKですが、ひと晩置いたほうがおいしいです。前日に作っておけるので、おもてなしにもぴったりです!

 

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