サバ缶とトマト缶。ストック食材を活用してもち麦を手早くイタリアンテイストに
サバ缶のもち麦リゾット
●材料(2人分)
- ゆでたもち麦……250g
- にんにく……1/2片
- 玉ねぎ……1/4個
- サバ缶(汁ごと)……150g
- トマトの水煮……200g
- 水……100㎖
- オリーブオイル……大さじ1
- 白ワイン……大さじ1
- ハーブソルト……適量
- レモン……適量
※ゆでたもち麦の作り方は下でご紹介します。
●作り方
- 1. にんにく、玉ねぎはみじん切りにする。レモンはくし形切りにする。
- 2. 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて熱し、香りが立ってきたら玉ねぎを加えて中火で炒める。
- 3. 玉ねぎがしんなりしたら白ワイン、サバ缶を加え、トマトの水煮、水を加え沸騰させる。
- 4. ゆでたもち麦を加え、5分ほど煮汁が少なくなるまで煮る。
- 5. 器に盛ってハーブソルト、オリーブオイル(分量外・適量)をふり、レモンを添える。
●もち麦のゆで方
鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したところにもち麦を入れて15分ほどゆでる。ゆで上がったらザルに上げ、流水でさっと洗って水をきる。1回に使用する分ずつ平らにしてラップで包み、冷凍しておくと便利(100gのもち麦をゆでるとおよそ300g程度になる)。
麦を毎日食べて短鎖脂肪酸を育てる
●主食でもトッピングでもとりやすい!
腸を整える働きで、今、注目を集めているのが短鎖脂肪酸です。悪玉菌の増殖を抑える、腸のぜん動運動を促す、腸壁のバリア機能を高めるなどの働きがあります。短鎖脂肪酸を産生させるには善玉菌、特にビフィズス菌や酪酸菌が増える食事をすることが大事。そのためには、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維をとることです。水溶性食物繊維は野菜や果物、海藻類をはじめ、麦にも豊富。大麦は白米に混ぜて麦ご飯にするだけでなく、ゆでてサラダやスープのトッピングにも。ダイエット食として人気のオートミールはオーツ麦が原料。毎日活用して短鎖脂肪酸を育てる食生活を!
短鎖脂肪酸の働きがすごい!
短鎖脂肪酸がたくさんあると、大腸内のpHを弱酸性に保つことができます。これは悪玉菌が嫌う環境なので、有害な菌の増殖を抑えることができます。
レシピを教えていただいたのは
東京農業大学卒業。管理栄養士専攻。研究職(大豆イソフラボン研究)に就いた後、飲食店勤務を経て独立。ヘルシーかつおしゃれなレシピが人気。著書に『朝ごはんはすごい 一生太らない食べ方習慣』(ワニブックス)ほか
撮影/神林 環 スタイリスト/洲脇佑美 料理/大島菊枝 監修/川本 徹 構成・原文/瀬戸由美子