家族でお祝いの食卓を囲むことも多い3月から4月。日本ではお祝いに欠かせないのが鯛ですね。主に真鯛(マダイ)が好まれます。
そのまま刺身で、また塩焼きや煮付もおいしいですが、今回はちょっと変わり種、春を感じる、グリーン、ハーブを効かせたサラダをご紹介します。
春の鯛ときゅうりのサラダ
鯛は年間を通して水揚げされますが、天然物のマダイが美味しい季節は、春と秋。
特に春は「桜鯛」と呼ばれ、産卵期が近いため、身質が良くふくよかな味わいです。
購入するときは、全体的に色が鮮やかで、厚みのあるものを選びましょう。よく顔が小さく見えたら、身がよく太っておいしいと言われます。また目が澄んでいてきれいなものを。
とはいえ丸で1尾を買うことはあまりないかもしれません。
刺身のサクを選ぶときには、切り口の角がびしっと立っているもの、色のコントラストが鮮やかなものを選ぶようにしています。
マダイには、人が体内で作ることができないDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、ビタミンやミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。これらには免疫力を上げたり、疲労回復を促す効果があると言われています。
ちなみに、マダイは長生き。40年ほど生きることもあるそうです。
縁起の良い赤色に加えて、長寿であることも、お祝いで使われる理由のようです。
ワインや冷酒に合うので、お花見の持ち寄りにもいいと思います。
材料(作りやすい分量)
鯛刺身用:100g(12切れほど)
きゅうり:1本
ラディッシュ:1~2個
塩:小さじ1/2
パセリ:2本(20g)
ミントの葉:ひとつかみ(8g)
*レモン汁:小さじ4(およそ半個分)
*粒マスタード:小さじ2
*オリーブオイル:大さじ1
作り方
1 パセリはみじん切りにする。きゅうりとラディッシュは斜め薄切りにする。
2 まな板の上で、きゅうりとラディッシュに塩を揉みこみ、そのまま5分から6分おく。
3 ボウルに、*を入れて、パセリのみじん切りも加え、さっくり混ぜる。
4 鯛は、刺身のように薄切りし、3に加える。
5 キッチンペーパーを二重ににするか、晒しを使って、2の水気をしっかり絞り、4に加える。ざく切りにしたミントの葉も加える。
6 全体を底から絡めるように混ぜ、器に盛る。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!