三寒四温、まだ肌寒い日もある3月。卒業や入学、転居などで人が集まることも多い季節です。そこで、今回はおもてなしでも喜ばれるアイリッシュシチューをご紹介します。
本場アイルランドでは羊の首周りの肉などで作られることが多いそうですが、牛肉で。水を入れず、みずみずしい新玉ねぎをたっぷり入れて、その水分と香りのいいお酒だけで煮込みます。味は塩だけ。ただし最小限にして、頂くときに各自が思い思いに加えるスタイル。それも、おもてなしにむいているポイントです。
新玉ねぎは、3月~4月頃に収穫される早取り玉ねぎの総称です。収穫してすぐに出荷され、皮が薄く水分が多く、辛みが少ないのが特徴。免疫力を高めてくれるビタミンCが豊富で、ポリフェノールの一種、ケルセチンも含まれています。ケルセチンには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や改善効果が期待できます。また、紫外線から肌を守ってくれる効果もあると言われているので、これから強くなる紫外線対策にも。白や軽めの赤ワインと、ひと鍋でごちそうです。
新玉ねぎのアイリッシュシチュー
材料
牛肉シチュー(カレー用):600g
新玉ネギ:2個
ミニトマト:15個
じゃかいも:2個
パセリ:適宜
小麦粉:大さじ2
植物油:小さじ2
*酒(梅酒、白ワイン、ウイスキー、プランデーなど、お好みの香りのいい酒) :300ml
*塩:小さじ1(+お好みの量)
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作り方
① 新玉ねぎは半分に切って、繊維を断つように1cm幅に切る。ミニトマトはヘタを取る。じゃがいもは皮をむいて半分に切る。
② 牛肉に小麦粉をまぶす。
③ 鍋を中火にかけ熱くなったら②の牛肉を入れて焼く。
④ 牛肉の全表面をカリッと焼いたら、①の新玉ねぎ、トマト、を加えて全体を炒め合わせる。新玉ねぎが半透明になったら、*のお酒、塩をすべて加える。
⑤ ④が沸騰してきたら火を弱め、紙(オーブンシート)で落し蓋をしてから鍋の蓋もして、15分ほど煮込む。
⑥ 全体を底からさっくりとまぜ、じゃがいもを一番上にのせてから同様に蓋をして、10分ほど煮る。
⑦ 皿に盛り、パセリのみじん切りをトッピングする。お好みで食べる時に塩をふる。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!