新玉ねぎが旬です。普通の玉ねぎは、収穫後に乾燥させて出荷しますが、乾燥させることなくすぐに出荷されるのが新玉ねぎです。春先だけ出回り、やわらかく辛味が優しいのが特徴です。
今回はこれに、走りのゴーヤーを合わせて、トマトのうまみ・水分を活かして、野菜だけのカレーにします。みずみずしい新玉ねぎにゴーヤーの苦みがアクセントを効かせたすっきりとした大人っぽいカレーです。
ゴーヤーは熟す前の緑色の未熟果を食べます。全体的に鮮やかな緑で変色がなく、ハリがあってイボがしっかりしているものを選びましょう。独特な苦みが魅力です。塩でもんだり、さっと熱湯でゆがくと苦みは和らぎます。
ゴーヤーに多く含まれるビタミンCは加熱で破壊されにくいのが特徴です。抗酸化作用のあるβカロテンも含まれているので、ビタミンCとの相乗効果で風邪予防や免疫力の強化も期待できます。
またゴーヤーは野菜の中でも多くカリウムを含みます。カリウムにはナトリウムの排出を促し、むくみの予防・改善に効果的といわれています。鉄分も、ほうれん草の2~3倍の鉄分が含まれているそうです。
そして、ゴーヤー独特の苦み成分の一つがモモルディシンは、胃液の分泌を促進し健胃効果があるとされています。
レンジ1回で、栄養を逃さず、たっぷりいただきましょう。
新玉ねぎとゴーヤーのべジカレー
材料
新玉ねぎ:1個(約150g、小さめ)
ゴーヤー:1/2本(150g)
トマト:1個(150g)
塩:小さじ1/2
*カレー粉:大さじ1
*ケチャップ:大さじ1
*醤油:小さじ1
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作り方
① ゴーヤーは縦に割り、種とワタをとり、うす切りする。塩をもみこんで4~5分おいて、水けを切る。
② 新玉ねぎは半分に切りくし形に薄切りする。トマトは1.5㎝角に切る。
③ 耐熱ボウルに②を入れ、①もくわえて、*の調味料(カレー粉、ケチャップ、醤油)を入れて全体をよく混ぜあわせる。
④ ③にふわっとラップをかけ、600wの電子レンジで4分30秒加熱する。そのまま30秒ほどおき、全体をまぜて、ごはんにそえる。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!