湯葉をサラダに、トマトスープに!洋風の味付けにも相性バツグンです
私、この4月上旬は3年半ぶりに日本に行っておりました。訪れたのは東京と京都。あいにく桜はほぼ葉桜になっていましたが、新緑がとても美しい時期でした。
銀閣寺にて。あちこちで青楓が見られました!
そうした中、東京・京都を問わず、レストランのお食事で登場回数が特に多かったのは湯葉でした!ニューヨークでは手に入りにくい湯葉!なので、乾燥湯葉を買って帰りたいと思い、京都の湯葉専門店、千丸屋さんを訪れました。そこで割れ湯葉がいっぱい入ったお徳用サイズを発見!平湯葉だと持ち帰る際に割れてしまいそうなことが気がかりですが、割れ湯葉なら気軽に持ち帰れます。
たっぷりサイズが嬉しいですね。湯葉が手に入りにくいニューヨークでは特にありがたいです
購入時、お店の方に、「湯葉って洋風にも使えますよね?」と伺ったところ、「サラダに入れてもいいし、トマトスープやコンソメスープに入れてもいいですよ」とのことでした!心強い!
湯葉は、「畑の肉」と呼ばれる大豆を原料とするだけあって、植物性たんぱく質を初め、亜鉛や鉄、ポリフェノールの一種で女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをする大豆イソフラボンなど、女性にとって嬉しい栄養素がいっぱい!保存がきく乾燥湯葉、普段の食生活に上手に取り入れていきたいですね。
ニューヨークに戻り、さっそく試作してみました。
戻す手間いらずで簡単調理!湯葉のサラダ
まずはサラダ。サラダの場合は、そのまま加えると野菜の水分やドレッシングでしんなりすると言われました。戻す必要がないのはお手軽でいいですね。そこで、葉野菜のミックスとトマト、黄色のパプリカで彩りのきれいなサラダをつくり、オリーブオイル、米酢、塩胡椒でつくったドレッシングであえてから、湯葉を加えました。10分くらい置くのがいい感じがします。湯葉の量はお好みで調整していただければと思いますが、ちょっと多めかなというくらいがおすすめです。
湯葉入りサラダの時は、お酢は和風の米酢がいいように思います
タマネギと水煮トマトで作るお手軽スープは、栄養バッチリで重宝しそう
お店で「トマトスープにもあう」と言われた時は、正直、え?と思いました。イメージがもうひとつピンとこなくて。でもとにかくチャレンジ!
湯葉以外の具はタマネギのみで、シンプルなスープにしました。タマネギ半分は皮をむいてヘタをとり、千切りにします。鍋を火にかけ、オリーブオイルでしんなりするまで炒めてから、ひたひたより少し多いくらいの水を入れ、ブイヨンの類を少し入れました。10分くらい煮込んだ後、水煮のトマトを投入。量はお好みでいいと思いますが、私は1人分としてカップ3分の2くらい入れました。その後すぐに湯葉を入れて全体を馴染ませ、弱火で煮込みます。湯葉が柔らかくなったら塩胡椒少々を加え、出来上がり。
お皿にもってみたら、あら、意外に違和感ない!一見、タマネギとキャベツのトマトスープのようです。そして食べてみたら美味しい!これはお手軽で栄養がとれるスープとして重宝するな!と思いました。
トマトスープに湯葉を入れるってどうかなと思いましたが、見た目も味も予想を超えて良かったです!
やはり平湯葉も試したくなって、東京で購入し、手荷物で持って帰ってきました。
1パックに3枚入っているタイプでした
平湯葉プラス生ハムで、おしゃれなフィンガーフードに!
平湯葉は湿らせたペーパータオルに包んでから、少し熱めのぬるま湯にそっと入れて10分くらい置いておきました。柔らかくなった湯葉をペーパータオルごと取り出して、まな板の上にそっと広げ、乾いたペーパータオルで水気を軽くふきとります。その後、生ハムをくるくると巻いていきます。
生ハムはお好みで1枚でもいいと思います。破れているところは気にせず巻いてくださいね
巻いたら6等分に切り分け、お皿に立てて置き、黒胡椒をぱらぱらっと振りかけて出来上がり。湯葉を使ったフィンガーフードになりました!手軽にできて目先が変わっていて、ワインのお供にもお酒のおつまみにもイケそうです。生ハムの上にさらにアスパラガスを置いて、アスパラガスを芯にして巻いても美味しいに違いありません!
平湯葉の戻し方、いくつか試してみて前述のやり方が一番柔らかく戻せました。よろしければお試しくださいね。