NYでは実は高価な夏の野菜「みょうが」
毎年夏に食べるのを楽しみにしている野菜のひとつに、みょうががあります。ニューヨークの日系食料品店の棚にも並びますが、1つ4ドル台など、庶民にはちょっと躊躇してしまう値段!
でも、庭がある郊外のお宅では、みょうがを育てている方々がいらっしゃいます。私もそういう知人がいて、毎年その方から手頃な値段で新鮮なみょうがを買わせていただいています。
みょうがはポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでいて、これは抗酸化作用があり、動脈硬化やがんの予防に役立つと言われています。むくみや高血圧予防を手助けしてくれるカリウム、便秘予防と血糖値対策にきく食物繊維も含んでいて、OurAge世代の強い味方ですね!
私の知人は茗荷畑をもっていて、某高級レストランにも卸しています。そのレストランは日本食とはまったく無縁。私たち日本人は、みょうがといえば薬味として使うか、甘酢漬けをつくるかのどちらかという感じではないでしょうか。茗荷を洋風に使う方法もアリなんだなぁと思い、簡単で美味しく食べられる茗荷の洋風レシピを考えてみました。
みょうがとツナのオープンサンドイッチ
スライスしたアボカドの上にのせたのは、ツナとみょうがを混ぜたものです。ツナとみょうがの組み合わせ、初めてやってみたのですが、これはしょうがでは強すぎるしニンニクはあわないし、みょうがが意外にいい仕事してる!と思いました。
ツナはほぐして刻んだみょうがを混ぜ、マヨネーズを適量、塩胡椒少々を加えてあります。その上にさらに刻んだパセリをのせました。ちょっとおしゃれなランチメニューができました!アボカドを合わせたのも正解だったので、定番のアボカドトーストに飽きた時の変化形にもなると思います。
みょうがとトマトのアペタイザーサラダ
スライスしたトマトを並べたら、軽く塩、こしょうをしてオリーブオイルをかけます。そして、細かく刻んだみょうがを中央に並べます。その上に刻んだピスタチオとパセリを散らしました。
シンプルですが、おいしくて彩りもきれいなビーガンサラダ。みょうががさっぱり感、ピスタチオがコクを加えてくれます。アペタイザーとしてワインのお供としてもイケると思います。
みょうがと生ハムのパスタ
こちらは千切りにしたみょうがと生ハムを、ゆでたスパゲッティに混ぜただけ。生ハムが入っているので、塩はごく少量にし、こしょうとオリーブオイルで味をととのえます。
みょうがは多めがおいしく、1人分で3本使ったので、みょうがの大量消費メニューにもなります。最後にのせたのは千切りにしたしそです。パスタといえばニンニクがつきものですが、ニンニクとみょうがはあわない気がして、ニンニクは入れていません。「パスタ食べたいけど、ニンニクの匂いが気になる」という時におすすめ!そういう時でなくてもぜひ一度試していただきたい、おいしいパスタです!私もまたぜひリピートしたい味でした!