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【介護申請体験記】母が怪我! 介護申請の流れを実体験でレポート!

Moca(OG)

Moca(OG)

神奈川県在住。介護福祉士、ケアマネ 、メイク、美容師資格を持つフォトグラファー。おでかけ女史組がきっかけで、フェイシャルトリートメントからメイク、撮影までをトータルで行う(株)Social beauty photoを設立し、シニア女性をキラキラ輝かせるために活動中。素敵なお店、美容のほか、気になるシニアの情報なども発信していきます。

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ある日突然やってきた「親の介護」。元気な高齢者ほど、介護されることに抵抗が。どうやって説得したらいい? 4回連載でお届けするOurAgeでブログを執筆していたMocaさんのお母様の「介護申請体験記」。貴重なお話をお届けします。

親の介護は突然やってくるもの。

 

私の母も、昨日までは元気だったのに

外出先で転倒しアキレス腱を損傷。その日から生活に支障をきたしました。(第1回はこちらから)

 

元気な高齢者は、介護支援を受けるということに抵抗がある人が多いです。

家族の側でも、抵抗のある方がいるかもしれません。

ケアマネジャーの仕事をしていた私でさえ、自分の母にはどこかで関係の無いものと感じているところがありました。

 

前回もお話ししましたが、介護保険とは

 

「高齢者の障害や疾病というマイナス面に着目するのではなく、残存能力の活用を支援し、自立した生活が送れるようにする考え方です。」

 

ですので母の場合、自宅で自立した生活を送ってもらうため。

再度転倒し状況が悪化しないために、サービスを利用するのです。

 

まずはそのことを本人と家族へ相談し、納得の上で介護申請をすることになりました。

介護保険申請書を自宅で印刷

市役所の窓口で書類をもらって書いても良いのですが、居住地の市のホームページから

「介護保険申請書」と検索すると書類のPDFが印刷できるので、自宅で印刷して書類を書いてから申請に行くことをおすすめします。

 

 

表面には介護保険証の番号や、マイナンバー、住所氏名などの個人情報の他に申請の理由などを簡単に書きます。

(例えば、「デイサービス利用希望」など)

 

裏面には訪問調査の日程や場所の希望などを記入します。

特に印鑑などは必要ないので、私たちが代行できます。

 

 

記入が済んだら市役所に申請に向かいます。

介護保険認定申請書

介護保険証と申請書を持って、私が代行で手続きを行なってきました。

その際代行者の名前を申請書に記入して行ってくださいね。

 

 

市役所に入れば、どこで申請するかは一目瞭然です。

超高齢社会の現代においてはきっと一番多い手続きなのではないでしょうか。

市役所の福祉相談窓口

「福祉相談窓口」で順番を待ちます。

 

記事が続きます

 

介護保険申請の担当者と面談。

介護保険受付・高齢者相談票

より詳しく状況を説明します。

この時に、介護保険制度についてよくわからないことなども聞くと親切に教えてくれます。

なので、申請に行く前に

困っていることや、不安なことを予めメモしていくといいと思います。

 

 

【介護保険申請をしてからサービスを受けるまでの流れはこんな感じです】

介護申請の流れ

 

結構手続きがあるように感じますが、実際に私たちが手続きをするのは

「介護申請」と「介護サービスを受ける時の契約」だけなので安心して下さい。

 

 

とはいえ、これだけの手続きを通して認定されるので

介護認定の結果通知が来るまでは(自治体にもよりますが)おおよそ3週間くらいはかかるかと思います。

原則30日以内に通知、とはなっています。

 

 

 

ここで

 

「え? じゃあ結果が出るまでサービス受けられないの?」

 

「結果が出るまでに状況が悪くなったり、また転んだりしちゃうかもしれない。それまで我慢するの?」

 

と不安に思った方もいるかもしれません。

安心して下さい。

実は介護保険は、申請した日に遡ってサービスを開始してもらえます。

 

介護保険を申請するということは、今困っているということ。

1日も早くサービスを受けたいですよね。

 

介護申請をするのと同時に、地域包括支援センター(地域ケアプラザ)を紹介してもらうことをおすすめします。

地域包括支援センターとは、簡単に言うと地域の福祉・保健の相談窓口です。

 

私の場合は、両親の自宅に一番近い地域包括支援センターを紹介してもらいました。

案内された支援センター

連絡先を教えてもらい、申請直後に電話しました。

 

今日、申請をしてきたこと

足が不自由で転倒の危険があるので1日も早く手すりなどの福祉用具を設置したいと希望していることを電話で相談しました。

 

素晴らしい対応の早さで、翌日には福祉用具事業者の方と地域ケアプラザの職員の方が実家にいらして、状況確認をしてくれることになりました。

 

 

介護が必要と感じたら、躊躇せず早めに行動を取ることで

二次的事故や状況悪化のリスクを回避することができると思います。

 

不安なことや困ったことがあったら一人で悩まず、自治体に相談することをおすすめします。

高齢者のお仕事をされている方は、説明もわかりやすくとても親切です。

 

次回は、福祉用具についてもお話ししたいと思います。

 

 

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