まだまだ残暑は厳しいですが、朝晩には秋の気配がほんの少し感じられるようになってきました。みなさん今年の夏はどのように過ごされましたでしょうか? 南の島でバカンスを楽しまれた方もいらっしゃることでしょう。今日はハワイで流行中のフルーツをご紹介しましょう。
ハワイで流行した食べ物は、数年後に日本でヒットになると言われていますね。たとえば最近、日本でブレイク中のアサイーも何年か前からハワイで大流行していまいした。
そんなハワイで今注目を集めているのがピタヤ! ピタヤとはスペイン語でサンカクサボテンの果実の総称。別名ドラゴンフルーツとも呼ばれます。
ハワイではアサイー同様、「ピタヤボウル」としてたくさんのフルーツやグラノーラと一緒に食べたり、スムージーに入れたりすることが多いようです。
そして、ブームになっている理由もアサイーと同じで、女性に嬉しい働きの成分が豊富に含まれているからです。ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、鉄分、カロテン、ポリフェノール、食物繊維など、多くの栄養素が含まれています。
ビタミンB群は疲労回復や代謝アップに欠かせない栄養素と言われています。ビタミンCは美肌や免疫力アップに、カリウムはむくみ防止に、鉄分は貧血予防に効果的。カロテンやポリフェノールといった抗酸化作用の高い成分はアンチエイジングの効果が期待できますね。
また、腸内環境を整える働きをする食物繊維がバナナの約5倍含まれているとか。腸内環境を整えると美肌につながります。さらに、食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑えて血糖値を安定させてくれるので、ダイエットの効果も。しかも低カロリー。美容食として注目を集めているのも納得ですね。
ピタヤには、皮が赤くて中の果肉が白い「ホワイト」のほか、果肉が赤い「レッド」、果肉が淡いピンク色の「ピンク」などいくつか種類があります。
今回は「ホワイト」を使った料理をご紹介しますが、「レッド」もさらに栄養価が高いということで注目を集めています。というのは、果肉の鮮やかな赤い色を作り出している色素、ベタシアニンの効果。ベタシアニンには高い抗酸化作用があり、老化の原因である活性酸素を抑制する働きがあるため、アンチエイジング効果で話題になっています。
ミラクルなスーパーフードがまた登場ですね!
アサイーは日本では栽培できないので、日本では生の状態のものを入手できません。一般的にパウダーなどの加工品か冷凍したものをとるしかありません。その点、ピタヤは九州や沖縄で栽培しているので、フレッシュフルーツとしていただけるというのも嬉しいです。
収穫後、置いておいても追熟はしないですし、含まれている甘味成分は果糖ではなくブドウ糖。甘さすっきり、爽やかな後味です。チーズやナッツなどともよく合いますよ!
ピタヤのマリネ
材料(作りやすい分量)
ピタヤ……1個
アボガド……1個
カッテージチーズ……大さじ2
ディル……適量
くるみ……適宜
オリーブオイル……大さじ2
レモン汁……大さじ1
はちみつ……小さじ1
作り方
①ピタヤとアボカドは2センチ角に切る。
②①を混ぜ合わせて器に入れ、カッテージチーズ、適当な長さに切ったディル、くるみをトッピングする
③オリーブオイルとレモン汁とはちみつを混ぜ合わせ、②にかける。