「週末作りたい」ストック
【塩豚ストックの作り方】
「美&元気」をめざすOurAge読者なら、外食よりも栄養バランスを考えて作れる手作りごはんの方が体にいいって思っているはず。そうはいっても、仕事などで忙しくて、毎日手作りはタイヘン・・・そんな時に活躍してくれるのがストックおかず。夏梅美智子先生著作「ストックおかずの知恵」より、お役立ちレシピをご紹介しています。
PART1「まとめ野菜」ストック、
PART2「たれ&ソース」ストック」、
PART3「おかずの素」ストックと、
ストックおかずのコツとメニューをたくさん教えていただいて、
毎日のおかず作りがますます楽しくなりましたね。
そんな日が続いた週末。
「時間があるときに作りたいストックありますか?」
夏梅先生に、またまた質問です。
「時間をかけるからおいしいストックもあるのよ」
「まず思いつく、かたまり肉ね」
作るの、むずかしくないかなあ、とやや不安。
「お魚はね、少し濃いめに味つけするといいの」
お肉もお魚も、いつもより多めに用意して野菜のときと同じように、まとめて調理。
冷凍保存も、もちろんOK。
でも、おいしくて食べきってしまいそうです…
今回は、豚肩ロース肉のかたまりを使った、塩豚ストックの作り方をご紹介します。
「塩豚ストック」
週末ストックのトップは、かたまり肉。
利用範囲が広く、値段も手ごろな豚肩ロース肉を使い、
さっぱり味の塩豚を作りましょう。
かたまり肉に塩をすり込み2時間。
おいしさを待つ時間も週末ストックの楽しみです。
ここで下味をつけておくから、煮る時間は短め、手間もかからない。
スライスすれば、おつまみからめん類まで、
食卓のいろいろな場面で使えます。
●ストックの作り方●
保存
冷蔵庫で4〜5日
密閉容器、または保存袋を使用
材料(作りやすい分量)
豚肩ロース肉 500g
塩 大さじ1
a にんにく:1片 しょうがの薄切り: 2〜3枚
八角(手に入らない場合は省い てもよい):1個 唐辛子:1本
作り方
1 豚肉をビニール袋(またはポリ袋)に入れ、塩をすり込んで2時間以上(ひと晩でも)おく。
2 表面に出た水気をペーパータオルでふき、a、水2 1/2カップと一緒に鍋に入れる。
3 火にかけ、煮立ったら弱火にして落としぶたをし、さらにふたをして20分、肉を裏返してさらに5分ゆでる。肉に竹串を刺して澄んだ汁が出たら火を止め、そのまま冷ます。
かたまり肉は500g程度が使いやすい。ビニール袋に入れ、塩を全体にすり込む
表面の水気をふいた豚肉と水を鍋に入れる。薬味を加えて煮る
煮上がった状態。このまま冷まして味をなじませてから切り分ける
次回は、おつまみにおすすめ!「塩豚スライス、わかめ、ねぎ添え」のレシピをご紹介します。
撮影/野口健志 スタイリスト/肱岡香子
「ストックおかずの知恵」(集英社)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333119-0&mode=1