「週末作りたい」ストック
【チキンのオイル煮ストック】
毎日手作りはタイヘン・・・そんな時に活躍してくれるのがストックおかず。夏梅美智子先生著作「ストックおかずの知恵」より、お役立ちレシピをご紹介。PART4は、時間をかけて作るからおいしい「週末作りたい」ストックを使ったレシピです。
【チキンのオイル煮ストックの作り方】
オイル煮ということばは、聞き慣れないかもしれませんが、
素材が浸るくらいの量のオイルを入れ、ふたをして弱火で煮る方法です。
弱火でじっくり火を通すことで、素材の中までやわらかく、
香りが広がっておいしくなります。
いちばん使いやすいのは鶏もも肉。
冷めたらほぐしてパスタやパンに、ポテトや玉ねぎと一緒に焼けば、
パーティメニューとして人気を呼びそう。
●ストックの作り方●
保存
冷蔵庫で10日間
密閉容器、または保存袋を使用
材料(作りやすい分量)
鶏骨つきもも肉(1本150〜180g) 4本
a 塩:小さじ1 ローズマリー、タイム 各1〜2本 ローリエ:1枚
b サラダ油、オリーブ油:各1/2カップ にんにく:1片
黒粒こしょう 少々
オールスパイス(あれば) 2〜3粒
作り方
1 鶏肉にa をすり込んでビニール袋(またはポリ袋)に入れ、ひと晩おく。
2 鍋に入れてbを加え弱火にかける。煮立ったらごく弱火にしてふたをし、20分煮る。肉の上下を返し、さらに10〜15分ふたをして蒸し煮する。竹串を刺して赤い肉汁がついてこなければOK。
3 そのまま冷まし、油につけたまま冷蔵庫で保存する。
※調理後の油を使って、もう一度チキンのオイル煮を作ることができる。豚かたまり肉を使ったオイル煮もおいしい。
鶏肉に塩をていねいにすり込む。ハーブと一緒にビニール袋に入れ、なじませる
鍋に平らに並べ、ハーブとにんにくをのせる。オイルを注ぐ。弱火にかける
仕上がりは焼き色もつかない。このまま冷まし、オイルごと保存する
次回は、今回の「チキンのオイル煮ストック」を使った、おしゃれなワンプレートメニュー「チキンとじゃがいものオーブン焼き」のレシピをご紹介します。
撮影/野口健志 スタイリスト/肱岡香子
「ストックおかずの知恵」(集英社)
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-333119-0&mode=1