こんにちは、ミーナです。今回使う「アマランス」、あまり馴染みがなかったので、ちょっと調べてみました。南米原産のハゲイトウの仲間、ヒユ科、ヒユ属の一年草で、ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」にあたるものだそう。 タンパク質は精白米の約2倍で、雑穀の中でタンパク質の多いソバも上回っているそう。カルシウムは精白米の25倍、脂質は5倍、鉄分は50倍とヒエ、キビ、アワと比べてもはるかに多く、また繊維、リン、カリウムなども多い、栄養価の高い食品とのこと。キヌアと同じく、NASAやWHOが「未来の食物」と位置づけています。キヌアのぷちぷちした食感と違って、こちらはもちもちするそうですよ。
4人の料理家に聞きました!
スーパーフードをおしゃれに食事に取り入れるには?
「美容と健康にいい!」と人気のスーパーフードですが、馴染みが薄く、使い方がちょっと難しい食材も…。
そこで、自身も積極的にこうしたスーパーフードを日々取り入れているという、MyAge世代の料理家4人に、その上手な取り入れ方を伺ってみました。毎日無理なく、効果的に取り入れるレシピをぜひ参考にしてください。
おしゃれなおもてなし料理で大人気の若林三弥子さん。スーパーフードの取り入れ方にも、キラリとセンスが光ります。
今回は、南米のスーパーフードのアマランサスを上手に取り入れたおしゃれレシピです。
食事は心と体を喜ばせるもの。
お気に入りを取り入れればOK
若林三弥子さん Miyako Wakabayashi
profile
1958年生まれ。主宰する料理教室「boa mesa(ボアメーザ)」は、現在500人の生徒が通い、さらに950人以上がキャンセル待ち中と、大人気。著書に『サロネーゼ 若林三弥子の毎日の食卓』(集英社)ほか多数
アマランサス入り
エビのフリット
南米のパワーフードアマランサスを揚げ衣に
■材料(2人分)
エビ(ブラックタイガー)10~12尾
デュラムセモリナ粉(ない場合は薄力粉)大さじ4
アマランサス(熱湯で5分ゆで、水気をきっておく)大さじ2
卵白1個分
塩小さじ¼
冷たいビールまたは氷水60~100㎖
揚げ油(できればグレープシードオイル)適量
サラダ野菜・セミドライトマト(*)・ライム(適当な大きさに切る)各適量
■作り方
❶エビは熱めの湯で洗い、背ワタを取って殻をむき、尾の先を切り落として包丁で水分をしごき出します。
❷セモリナ粉、アマランサス、卵白、塩をよく混ぜ、ビール(衣のかたさをみて量を調整)を加えて粘らないようさっくり混ぜます。氷を入れておきます。
❸①のエビにセモリナ粉適量(分量外)をまぶし、②にくぐらせ、180℃の油で薄く色づくまで揚げ、油をきります。
❹サラダ野菜、セミドライトマト、ライムとともに盛りつけます。
*セミドライトマト
ミニトマトを横半分に切ります。塩、オリーブオイルをふり、120℃のオーブンで約2時間乾燥させます。
次回からは、フランスのフード事情に詳しい、花野さんのスーパーフードレシピをご紹介していきます。
撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子