こんにちは、ミーナです。4人の料理家に聞く「スーパーフード」のレシピ、最終回はいかにも薬膳っぽい、きくらげを使ったスープです。白きくらげは、デザートにもなるそうですよ。
4人の料理家に聞きました!
スーパーフードをおしゃれに食事に取り入れるには?
「美容と健康にいい!」と人気のスーパーフードですが、馴染みが薄く、使い方がちょっと難しい食材も…。
そこで、自身も積極的にこうしたスーパーフードを日々取り入れているという、OurAge世代の料理家4人に、その上手な取り入れ方を伺ってみました。毎日無理なく、効果的に取り入れるレシピをぜひ参考にしてください。
「スーパーフード」と「薬膳」。言葉は違っても「体を元気にする食」という点は共通。
今回は、薬膳料理研究家の村岡奈弥さんの、黒と白の2種のきくらげを使ったスープのレシピをご紹介します。
薬膳にはスーパーフードと呼べる
強力なパワーを持つ食材がいっぱい
村岡奈弥さん Naya Muraoka
profile
1963年生まれ。料理研究家。中医薬膳師、国際中医師の資格を持つ。日本中医食養学会理事、 国立北京中医薬大学日本校講師。著書に、『アンデスからのスーパーフード おいしい! キヌアレシピ』(成美堂出版)
2色のきくらげスープ
黒と白のきくらげのWパワーを
ひとつにしたスープ
■材料(4人分)
鶏骨付きもも肉(塩をふり、10分置いておく)800g
白きくらげの水煮(*)(煮汁ごと)1½カップ
黒きくらげ(たっぷりの水でもどし、石づきを取って細切り)5g
赤と黄のパプリカ(細切り)各1個
ごま油小さじ2
しょうが(薄切り)3~4枚
天然塩適量 黒酢
適量 にら(細かい斜め切り)3本
■作り方
❶鶏肉は湯通しし、冷水で洗います。
❷鍋に、①と水1ℓを入れて火にかけ、沸騰してきたら火を弱め、鶏肉が柔らかくなるまで煮て、アクを取ります。
❸中華鍋を熱してごま油をひき、しょうがを炒め、香りがでてきたらパプリカ、黒きくらげを加えます。②のスープ、白きくらげの水煮を加え、塩、黒酢で味を調えます。
❹仕上げににらを散らし、針しょうが(分量外)をのせます。
*白きくらげの水煮
❶白きくらげ5gはたっぷりの水でもどし、石づきを取ります。
❷白きくらげと水800㎖を鍋に入れ、ふたをして火にかけます。沸騰してきたら火を弱め、約1時間、きくらげが透明になるまで煮ます。煮ている間に水が足りなくなったら、様子を見て適宜加えます。
❸火を止めたあと、ふたを開けずにそのまま置いておくとさらに火が通ります。
※白きくらげは、多めに煮ておくと、スープに使ったり、甘味を加えてデザートに、ヨーグルトに入れるなど、いろいろな料理に利用できて便利です。
次回からは、スーパーフードを使った、ちょっと甘めのNYテイストの朝食を4品ご紹介していきます。
撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子