ベジブロス・低音スチーミング・50℃洗い、3つの調理法をマスターして賢くクッキング、といきたいミーナです。揚げ物は極力さけていたのですが、低温でスチームしてからだと、意外と手軽にトライできそう。
タカコ ナカムラさんに習う
「賢い3つの調理法」で作るおすすめレシピ
タカコ ナカムラさんが提案する調理法は、素材の持つパワーを効率的に摂取できる方法です。
「賢い3つの調理法」でご紹介した方法のコツをつかんで習慣にすれば、毎日の料理作りがぐんとラクに。献立も充実します。
今回は、低温スチーミングを利用した揚げものレシピをご紹介します。
油は高温で長時間加熱するほど参加が進み、AGE(終末糖化産物)と呼ばれる、糖化の原因となる物質も増加します。だから、揚げ物をする場合も極力加熱時間を減らしたいもの。
低温スチーミングで下ごしらえした野菜や肉なら、すでに火が通っているので、衣にさっと火が通る程度に加熱すればOK.揚げ時間はごくわずかですむのです。
揚げ物を楽しみたい時は、ぜひ上手に取り入れてください!
低温スチーミングした
ブロッコリーのフリット
加熱済みブロッコリーで揚げ時間はぐっと短くできます
■材料(作りやすい分量)
ブロッコリー(小さいもの)1株 強力粉1カップ ビール(残りでよい)120~150㎖
塩ひとつまみ 揚げ油適量 カレー塩(カレー粉と塩を混ぜたもの)適量
■作り方
❶ブロッコリーは小房に分け、65℃で30分低温スチーミングしておきます。
❷ボウルに強力粉、塩を入れ、ビールを加えてホットケーキ生地くらいのかたさにします。
❸①を②にからませて、中温の油でさっとくぐらせる程度に揚げます。好みでカレー塩を添えます。
タカコ ナカムラさん Takako Nakamura
profile
1957年生まれ。アメリカ遊学中にホールフードに目覚める。現在、食と暮らしと環境を丸ごと学ぶ「タカコ ナカムラ ホールフードスクール」主宰。近著に『奇跡の野菜だし ベジブロス』(パンローリング)がある。
次回は、低温スチーミングのお煮しめレシピをご紹介します。
撮影/板野賢治 構成・原文/瀬戸由美子