仕事の合間、ついつい甘いものに手がのびるミーナです。そうなると、少しでも体にいいものにしたいですよね。少量で満足感が得られ、カカオポリフェノールの健康効果が期待できるチョコレートは、手軽さもあってうってつけ。そのチョコレート、おやつとしてだけではなく、お料理にも使えるんです。
高血圧抑制&善玉コレステロール増加…
カカオポリフェノールの注目度が急上昇!
古代より薬として珍重されてきたカカオ。最近は成分の研究が進み、健康効果が認められてきています。
今回は、そのカカオポリフェノールの効果をおいしくとれる、チョコレート・ドレッシングのレシピをご紹介します。
料理にもチョコレートを!おしゃれな前菜にトライ
このドレッシングの考案者は、『マカロン由香のビストロ料理a.b.c』という著書もある出張料理人のマカロン由香さん。
チョコレートとドレッシングの組み合わせは斬新で、意外に思う人がいるかもしれませんが、ほろ苦いチョコレートとビネガーの酸っぱさや香りがマッチして、とても上品な味わいです。お客さまをもてなすときなどにも、見た目・香り・味わいを楽しめるひと皿に。
今回は、チコリ、ルッコラ、ベビーリーフ、プチトマトなどの野菜とリコッタチーズ、プロシュートを盛ってみましたが、好みの材料で、ぜひ試してみてください。
チョコレート・ドレッシングはあらかじめスプーンで、もしくは絞り袋を使ってお皿に引いておくと、味だけでなく、視覚的にも美しい仕上がりになります。
チョコレート・ドレッシングのレシピ公開!
■材料(2人分)
カカオ含有率が高めのチョコレート……35g
ディジョンマスタード……10g 白ワインビネガー……30㎖
オリーブオイル……75㎖ 塩……ひとつまみ 黒こしょう……少々
■作り方
❶チョコレートは50~60℃の湯せんにかけて溶かしておきます。
❷溶かしたチョコレートに少しずつマスタードと白ワインビネガーを混ぜ込んでいき、塩を入れ、滑らかになるまで混ぜます。このとき温度が低すぎると固まってしまうので、時々湯せんにかけます。
❸②にオリーブオイルを少しずつ加えて、泡立て器で混ぜながら乳化させていきます。黒こしょうをひいて混ぜ、味を調えます。
ダークタイプのチョコがおすすめ
カカオの含有率が高いほど、カカオポリフェノールの含有量が多くなり、健康効果も上がります。
カカオポリフェノールの含有量が多いダークタイプのチョコレートには、カカオの含有率(%)が表示されているので、そこをしっかり確認して選ぶことが大事です。
大澤先生(先生の話はこちら)が推奨するのは「カカオ含有率の高いチョコレートを1日に25gずつとる」こと。25gを何回かに分けて楽しんでください。
撮影/板野賢治 料理/マカロン由香 イラスト/内藤しなこ
取材・原文/宇野美貴子