元気の素・タンパク質の吸収力抜群～青森県・下風呂の活イカ～
ヘルシーな食事というと、野菜中心のメニューを連想します。もちろんビタミン・食物繊維・酵素などを豊富に含む新鮮な野菜をいただくことは美肌のためにとても大切なことです。しかしながら、野菜ばかりの毎日では足りないものがあります。それは「タンパク質」。年齢と共に衰えてくる筋肉、コラーゲン。元気なハリのある肌と体、そして将来に続く健康のためにも積極的に摂りたいのは、筋肉や骨、肌の素になる良質のタンパク質です。
そんなわけで、今回ご紹介したい旅ごはんは「イカ」。わたしの愛する硫黄の温泉がある青森県下北半島のお話しです。風間浦漁港に面した下風呂温泉は、夏から秋は、イカ、海峡マグロ、ウニ、アワビ、冬になると鮟鱇など北の海ならではの幸がたっぷりいただける場所。
漁港には「風間浦村活イカ備蓄センター」があり、イカ釣り漁船から揚がったばかりの元気なイカたちがすごいスピードで泳ぎ回る水槽があります。思わず写真に収めてしまう「烏賊様レース場」が目印です。
抜群に美味しいランチをいただきたい時には「あさの食堂」へ。ここで“イカの活き作り”を注文すると、ご主人がバケツを持って港へ駆け下り、活イカ備蓄センターから生きたままのイカを運び、女将さんの見事な包丁さばきであっという間にテーブルへ到着。
新鮮この上ないイカは、透き通っていてイキイキつやつや。イカは脂質・糖質あわせても１％程しかない低カロリー食品でありながら、牛乳に匹敵するほど、良質なタンパク質が豊富、しかも体に吸収されやすいという利点があります。新鮮な活イカを内臓も含めていただけば、ビタミンＡも摂れるし、タウリンが疲労回復もサポートしてくれます。
ちょっと贅沢なランチにしたい時には、海峡マグロとウニ丼。大間に近い下風呂なら、同じ海を泳いでいたはず？のマグロをお手頃にいただくことができます。
下風呂温泉は硫黄と塩がたっぷりの温泉。ホテルニュー下風呂の内湯はこんなに美しいミルキーブルーの温泉がかけ流し。体の奥深くまであたたまって巡りがよくなり、いつまでもポカポカの温まり湯です。
宿の朝食もイカ三昧。イカ刺し、イカの塩辛、そしてこの地域の名物“イカの貝焼き”。烏賊げそと野菜を甘辛い味噌でからめて焼く、ごはんの供の定番です。
あさの食堂（青森県・下風呂温泉）
http://www.shokokai.or.jp/02/0242510001/index.htm
ホテルニュー下風呂
石井宏子
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