魚介の美味しさがギュッとつまったブイヤベース。具材をたくさん揃えようなんて欲張らなくても、それなりに美味しくできるので、ミーナでも大丈夫。魚のタンパク質をたいらげた翌日は、残ったスープでパスタをいただいて、一石二鳥のクッキング!
筋トレ効果を最大限高めるなら、食事も大事!
タンパク質をもっと上手にとろう!
筋肉量をアップするには食事も重要。食事作りもトレーニング項目のひとつと考えて! 筋肉の材料であるタンパク質をしっかり摂取するのはもちろん、体内でより効率的に筋肉がつくられるような食事スタイルを身につけましょう。
良質な「タンパク質」と、ビタミン・ミネラルで 最強の「筋活」メニュー
筋肉量アップのカギを握るタンパク質、ビタミン、ミネラルをひと皿にたっぷり盛り込んだ、おしゃれなメニューを人気料理研究家の松田美智子先生に教えていただきました。
料理を教えていただいたのは
松田美智子さん Michiko Matsuda
profile
1955年生まれ。料理研究家。「松田美智子料理教室」主宰。
「楽しく作っておいしく食べて、体も心も健康にする」がモットー。
おしゃれで作りやすい料理に定評がある。
著書に『松田美智子 調味料の効能と料理法』(誠文堂新光社)など
煮込み料理で、「タンパク質」を簡単&リッチにとろう!
家族や友人と、のんびりと食事を楽しみたい日には煮込み料理を。たっぷり作ってアレンジすれば、翌日も楽しめます。
今回は、疲労回復効果も期待できる、イカやエビを使った『ブイヤベース風魚介のスープ』のレシピをご紹介します。
エビには
疲労回復効果の高いタウリンも豊富
『ブイヤベース風魚介のスープ』
■材料(4人分)
タラの切り身(皮の汚れをふき長さ4㎝に切る)2切れ
塩・白こしょう各適量
薄力粉適量
A
にんにく〈みじん切り〉
小さじ1 オリーブオイル大さじ1
ハマグリ(薄い塩水につけ砂を吐かせ、殻をこすり洗いする)4個
白ワイン½カップ
チキンスープ3カップ
エビ※(殻付きのまま背中に縦に切り込みを入れ、背ワタを取る)4尾
B
じゃがいも〈ゆでたもの〉½カップ
にんにく1片
卵黄1個
オリーブオイル⅓カップ
塩小さじ⅓
白こしょう少々
バゲット(薄切りにして、トースターでカリカリに焼く)適量
※さいまき(少し小ぶりの車エビ)を使用。
■作り方
❶タラに塩、白こしょうをふり、薄力粉を軽くはたきます(茶こしを通してふる)。
❷Aを土鍋または厚手の鍋に入れ、中火で香りがたつまで炒めます。
❸①を加えて両面焼き、ハマグリを入れます。白ワインを加えたらチキンスープも加え、ふたをして5分煮ます。
❹エビを加え、火が通ったら塩、白こしょうで味を調えます。
❺Bをフードプロセッサーにかけてアイオリソースを作ります。ソースをバゲットにのせ、スープに浸して魚介類とともにいただきます。
ARRANGE
残ったスープをショートパスタに
■材料
ショートパスタ50g
A
塩大さじ1
水1ℓ
残った魚介のスープ1カップ
B
クリームチーズ30g
アイオリソース大さじ3
白こしょう少々
C
パルメザンチーズ・パセリのみじん切り各適量
■作り方
❶Aを沸騰させて、ショートパスタをアルデンテ少し手前にゆでます。
❷残った魚介のスープにBを加えて煮溶かし、味を調えます。
❸①のショートパスタを加え、煮からめます。白こしょうをふって器に盛り、Cをあしらいます。魚介も残っていれば、好みであしらいます。
次回は、煮汁にビタミンとミネラルがたっぷりの『鶏肉と根菜の煮物』のレシピです。
撮影/板野賢治 料理製作・スタイリング/松田美智子 構成・原文/瀬戸由美子